弾けるような健康的な笑顔が印象的な深澤さん。今は無理なく、できる範囲でオーガニックライフを楽しんでいると言いますが、かつては「オーガニック貧乏だった」と振り返ります。
「フジテレビを退社したのとちょうど前後して、ヨガに夢中になった時期がありました。そこでオーガニックや植物性にこだわった食生活を送る友人に初めて出会いました。16年ほど前なので、今よりずっと情報も手に入るものも少なくて。わざわざ個人輸入して取り寄せたりしていました」
転機となったのは、出産。子育てに追われ、自分の時間が少なくなる中、オーガニックに徹底的にこだわる生活が厳しくなってきたと言います。
「1人なら、おそらくそんなに疲れずに楽しんでできていたと思います。でも子どもの存在が大きかったですね。極端に時間がなくなってしまったので、これはもうちょっと自分に優しくして、メリハリをつけたほうがいいなと思うようになったんです」
以来、日々使う調味料や油、肌に触れる石鹸などは、吟味して体にやさしいものを使うように。それ以外は輸送コストのことも考え、近くのスーパーで手に入る範囲で、できるだけ体に負担がかからないものを選ぶようにしています。
「買いものをするときは、必ず裏の食品表示を見ます。知らない言葉、食べものではない言葉がいっぱい書いてあるものは避けて、よりシンプルなものを手に取るようにしていますね」
でも、それもお財布と相談した上でのこと。体も大切だけれど、ストイックになりすぎて、心を追い詰めてしまうのは問題。心と体のちょうどいいバランスをいつも心がけていることが、自然と笑顔を作り出す秘訣なのです。
そこで気軽にオーガニックを取り入れる方法として提案した