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原因がわからない不快な症状、耳が関係しているかもしれません。

顔の側面に位置する耳は、小さいながら重要な役割を果たしている器官。不快な症状をなくす耳もみ方法とは?

撮影・青木和義 イラストレーション・川野郁代 文・大澤はつ江

耳に分布する自律神経の求心性線維

副交感神経(内側)
副交感神経(内側)

休む神経といわれ、リラックスした状態を作り出す。耳の穴を中心にした部分に求心性線維が分布している。ここを刺激すると気分が和らぎ心地よさを感じる。

交感神経(外側)
交感神経(外側)

耳の外側部に分布。活動する神経といわれ、興奮状態や緊張状態を作り出す。刺激を与えると、脳の血流やリンパ液の循環が改善され脳がクリアな状態に。

出典:Oleson・2003

自律神経系の働きに効果的な食材

自律神経は自分の意思ではコントロールすることができない神経。ストレスを和らげ、リラックスさせる栄養素などを、単品ではなく組み合わせて摂取するといい。

亜鉛

新しい細胞をつくる指示を出す物質の材料。ビタミンCと共に。

新しい細胞をつくる指示を出す物質の材料。ビタミンCと共に。

マグネシウム

体内の酵素を活性化し、生命維持に必要な代謝に関与する。海藻、卵など。

体内の酵素を活性化し、生命維持に必要な代謝に関与する。海藻、卵など。

ビタミンB1

糖質を分解しエネルギーをつくり出す。豚肉とにんにくの組み合わせは最強。

糖質を分解しエネルギーをつくり出す。豚肉とにんにくの組み合わせは最強。

ビタミンB2

細胞の成長や再生を促進する。レバーや、鯖、鰯などの青魚に多い。

細胞の成長や再生を促進する。レバーや、鯖、鰯などの青魚に多い。

ビタミンB6

タンパク質を分解し、合成する。上記のほか青魚、胡麻、大豆製品など。

タンパク質を分解し、合成する。上記のほか青魚、胡麻、大豆製品など。

上馬塲和夫(うえばば・かずお)さん●医師、医学博士。広島大学医学部卒業。東西医学融合をライフワークにアーユルヴェーダやヨガの実践と研究を行っている。一般財団法人東方医療振興財団理事などを務める。

岸本葉子(きしもと・ようこ)さん●エッセイスト。神奈川県生まれ。大学卒業後、会社勤務を経て、執筆活動に入る。著書に『50代、足していいもの、引いていいもの』(中央公論新社)など多数。http://kishimotoyoko.jp/

『クロワッサン』1022号より

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