めまいの薬や頭痛薬は症状が出る前に服用するのが最も効果的。でも、未来の気圧変化を人の感覚で事前に捉えるのは困難。そこで活用したいのが3月から情報提供をスタートした「天気痛予報アプリ」。佐藤さんと気象サイトを運営するウェザーニューズ社が共同開発した画期的なコンテンツだ。
予報の根拠となるデータは天気図に表れる気象現象による気圧変化、一日2回の周期で繰り返される大気潮汐(ちょうせき)、発生サイクルの決まっていない小さな微気圧変動の3つ。これらをウェザーニュースのユーザーのべ15万8000人のアンケート調査と合わせて検証、約2年の歳月をかけて天気痛予報ロジックを作り上げた。
天気痛発症のリスクを「安心」「やや注意」「注意」「警戒」の4段階で表示。6日先までの予報がチェックできるので、症状が出る前の心構えや薬の服用タイミングなどに大いに役立ちそうだ。