オフィスでも実践できる疲れを溜めないための「ながらストレッチ」。
忙しい人でも仕事中のスキマ時間に続けられる、簡単なストレッチを整体師の古賀直樹さんに教わって紹介します。毎日に取り入れれば、疲れや痛みを感じにくい体に。
イラストレーション・小林マキ
[ストレッチ1] 電話をしながら
効果→足腰の強化
椅子に座ったら足首をクロスする。膝から太ももに力を入れて20回ほど閉じる。足首を入れ替えて反対側も同じように行う。太ももの内側の内転筋やお尻の外側の大臀筋を鍛えて、外反母趾やO脚などを予防。
[ストレッチ2] 会議室のドアを開けながら
効果→猫背や腰痛に
前傾姿勢で立ち、手を真横に伸ばす。その手でドアをつかみ、重心を後ろに移しながら大きな扉を開けるように手前に力を入れて引っ張る。反対側の肩を内側に捻るとより効果的。反対の手でも同じように行う。肩甲骨を中心に、背中まわりを気持ちよくほぐす。
ドアを持つ手を少し下げると、斜め下から引っ張り上げることで、より負荷をかけられる。
[ストレッチ3] コピーを待ちながら
効果→四十肩・五十肩に
壁に背を向けて少し離れて立ち、両腕を直角に曲げる。肘の位置は固定したまま肘から先を後ろに振って、こぶしを壁に軽く当てる。肩甲骨から前後に動かすように20回弱。上半身の血行をよくし、肩の可動域を広げる。
腕を下にして20回弱、同様に振る。肩を痛めないよう、つらくない範囲で行う。
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