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間違った座り姿勢が不調のもと?究極の座り方で、肩こり・腰痛改善。

日々の座り方を変えるだけで、肩のこりや腰痛だけでなく、頭痛やむくみ、慢性的な疲労感まで改善へと導く。誰でもできる座り方をWHO基準カイロプラクターの木津直昭さんがレクチャー。

撮影・中島慶子 スタイリング・仮屋薗寛子 ヘア&メイク・浜田あゆみ(メランジ) モデル・Asami イラストレーション・大庫真理 文・板倉みきこ

[木津さん直伝]疲れ知らずの究極の座り方

無理やり良い姿勢を作ろうとせず、背骨を支える骨盤を立てて安定させることがポイント。
体の無駄な力みが抜ける骨盤の位置を体得するまで、座るたびに骨盤の角度と位置を確認しよう。

1.横から見て、耳、肩、坐骨(骨盤下部)が直線で結べるように。猫背は体の中心より頭が前に出て、反り腰…

1.横から見て、耳、肩、坐骨(骨盤下部)が直線で結べるように。猫背は体の中心より頭が前に出て、反り腰は中心より頭が後ろになる。

2.座面に深く座り、骨盤を立たせる。立つ感覚を得るため、両手で拳をつくり、椅子の背もたれと骨盤の間に入れて骨盤を押してみる。

3.目線は前方正面へ。パソコンを使用する際は必ず体の正面に置き、モニター画面は目線より5〜10度下に設定すると疲れにくい。

4.膝が90度に曲がる状態で座れていると足の負担が減る。また、太ももと床が平行になっているほうが、座面に骨盤を立たせやすい。

5.骨盤が立った座り姿勢をとると、自然と肩が開き、力みも減る。逆を言えば、巻き肩や猫背では骨盤を立たせることはできない。

6.軽く膝を開いて座ると骨盤が立ちやすい。脚を組むと骨盤が倒れた状態で固定され、背骨も傾き猫背に。組む癖がある人は即直して。

7.全身の力みは抜くが、下腹部(おへその下あたり)は抜かない。ここは骨盤全体の中心に当たり、骨盤を支える筋肉とも連動する。

8.足がブラブラした状態では太もも裏が圧迫され、骨盤も不安定になるので、しっかり地面に足裏をつける。つかない場合は台を置く。

【座るたびにチェック】骨盤の角度と位置を確認

1.骨盤を後傾させる(猫背)
1.骨盤を後傾させる(猫背)
2.骨盤を前傾させる(反り腰)
2.骨盤を前傾させる(反り腰)
3.中間で止める(ニュートラル)
3.中間で止める(ニュートラル)
1.骨盤を後傾させる(猫背)
2.骨盤を前傾させる(反り腰)
3.中間で止める(ニュートラル)

毎回、椅子に座るたびに骨盤を、1後傾、2前傾、3中間で止める、を繰り返し、体の重心を支える骨盤の正しい位置(ニュートラル)を確認。骨盤が立つ感覚を身につけていこう。

デスクワーク時はタオルでサポート

薄手のバスタオルを八つ折りにし、15cmほどの折り幅に。長辺の輪を後方にして椅子に置く。骨盤が立ちやすい場所を探しながらタオルの上に座る。1時間おきに座り直すといい。
薄手のバスタオルを八つ折りにし、15cmほどの折り幅に。長辺の輪を後方にして椅子に置く。骨盤が立ちやすい場所を探しながらタオルの上に座る。1時間おきに座り直すといい。
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