からだ

スカーフを上手に取り入れて、顔周りが華やぎ、春気分。

何となく顔周りが寂しいと思ったら、スカーフを一点投入。それだけで見違えるほど表情が明るく。気持ちも華やぐ柄で春をまとって。
  • 撮影・長友善行(人物)、魚地武大(TENT/静物) スタイリング・大沼こずえ(eleven.) ヘア&メイク・福沢京子 モデル・麻宮彩希 文・喜多川美穂

「年齢が上がるにつれてショートヘアを好む人が増えますが、顔周りがすっきりすると寂しく見えることも。そこで、簡単に華やかさをちょい足しできるスカーフを活かしたいですね」(スタイリスト・大沼こずえさん)

中でも今春、大沼さんが提案するのは、かさばらない大判スカーフ、テクニックいらずで結べる変型タイプ、そして旬の柄をスカーフリングで留める簡単アレンジ。色とりどりの柄が配されたスカーフ効果で、顔色もアップ。さらには、花冷えの時季の寒さよけにもなってくれるスカーフは、春のおしゃれに欠かせない。

すがすがしい白Tシャツに、大判スカーフで春の彩りを。

白いTシャツがスカーフで大変身。「白ベースのプリントや薄手の生地を選べば、大判でも重く見えません」。まず、真ん中で縦長にひと折り、くしゅくしゅとさせてひと巻きする。左右の長さを違えて両肩にのせるだけで、Tシャツもたちまち着映え。

月と太陽をモチーフにしたプリント柄が、エレガントな味わい。レーヨンシルクスカーフ[110cm×160cm]2万8000円(ダブルビー TEL.03-6861-7688) Tシャツ1万4000円、デニム1万8000円(共にハイク/ボウルズ TEL.03-3719-1239) ピアス3万9000円(ウッターズ・アンド・ヘンドリックス/アッシュ・ペー・フランス〈本社〉 TEL.03-5778-2022)

薄手のビッグサイズで新しい季節を愉しむ。

1.絵画タッチの花柄は色の組み合わせも麗しい。スカーフ[87cm×92cm]2万7000円(ジーナ ディ プランニー/エストネーション TEL.0120-503-971) 2.装飾モチーフ風の端正な柄が、大人の優雅さを演出。シルクスカーフ[89cm×90cm]5万2000円(フォンタナ ミラノ 1915/バーニーズ ニューヨーク カスタマーセンター TEL.0120-137-007) 3.ポエティックな気分をそそる、気球柄の手描きプリントで、気分もアップ。シルクスカーフ[135cm×135cm]5万9000円(スウォッシュ ロンドン/UTS PR TEL.03-6427-1030)

扱いやすいひし形で、衿元にニュアンスを添えて。

スカーフを上手に巻けず、もっさり見えてしまう。それを解消するのがひし形。「写真は、二つ折りにして中心を正面にもってきて、サイドでくるっとひと巻き。首の長さに合わせて、幅は調節してください」

定番の柄も、カジュアルになりすぎないコットンシルク素材で大人のムードに。バンダナ柄スカーフ[25㎝×120㎝]1万1000円※参考価格(アルテア/アマン TEL.03-6805-0527) ニットカーディガン2万9000円、ニットプルオーバー2万6000円(共にデザインワークス/デザインワークス ドゥ・コート六本木ヒルズ店 TEL.03-5786-9831)

カラーシャツには、旬の柄で鮮度の高い着こなしを狙う。

「今季、目につくのがフルーツや花柄。使いやすい定番サイズのスカーフは、旬の柄を取り入れて鮮度を意識して」。きちんと結ぶには技術を要するが、スカーフリングを使えば簡単、柄もきれいに見せられる。

左・シルクのアップル柄スカーフ、右・シルクのエジプト柄スカーフ[各65cm×65cm]各1万2000円(共にマニプリ/フラッパーズ TEL.03-5456-6866) スカーフリング4,419円(アビステ TEL.03-3401-7124) シャツ2万1000円(トラディショナル ウェザーウェア/トラディショナル ウェザーウェア GINZA SIX店 TEL.03-6264-5568)

手間いらずで使い勝手のいい変型スカーフが活躍する。

「表裏や半分ずつで色や柄の異なる細長タイプ、かさばらないひし形の2タイプは、使い勝手がいいのでぜひ取り入れてみて」

1.トロピカルな柄があでやか。シルクツイルスカーフ[5cm×120cm]1万6000円(エミリオ・プッチ/エミリオ・プッチ ジャパン TEL.03-5410-8992) 2.フラワー柄とネイビー無地のミックス。斜めカットで動きも。シルクスカーフ[5cm×150cm]1万6000円(マニプリ/フラッパーズ) 3.ミラノの老舗 ブランドから届いた、春色チェック。シルクスカーフ[25cm×120cm]1万8000円(アルテア/ストラスブルゴ TEL.0120-383-653)

トレンドのデニムシャツは、小粋な細長タイ風で魅せる。

今年、人気のデニムシャツはシンプルに一枚で着るよりも、スカーフのあしらいでワンランク上のアレンジを。「細長いタイ風に垂らしただけですが、前後の長さを変えて柄の違いを見せるとしゃれた感じに」

フルーツやフラワー柄を賑やかにミックス。シルクスカーフ[5cm×150cm]1万6000円(マニプリ/フラッパーズ) デニムシャツ2万3000円、デニムパンツ1万8000円(共にトラディショナル ウェザーウェア/トラディショナル ウェザーウェア GINZA SIX店)

『クロワッサン』1017号より

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※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。

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