老化が一番わかりやすい歯ぐき。年齢とともに薄くなり、歯と歯ぐきの間に隙間が出てくる。また歯周病の場合も、歯を支えている骨が減少するため、その上にある歯ぐきが一緒に下がってしまう。
「歯ぐきが下がると歯槽膿漏になりやすく、歯周病も悪化しやすいので、歯ぐきの老化対策は大切です。ヒアルロン酸を注入して歯ぐきの弾力性を復活させる方法もありますが、より効果的なのは自分の歯肉(歯ぐき)の移植。特に親知らずを抜いた場所は旺盛な増殖力があり、健康です。そこを切り取り移植します。少しずつしかできないので時間はかかりますが、確実に定着します」(小原澤さん)