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美容皮膚科で調べる「肌年齢」とは何か?

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  • 撮影・黒川ひろみ、谷 尚樹、内田紘倫 イラストレーション・田中麻里子 文・嶌 陽子
(左)廣瀬能華さん 皮膚科医(右)田中麻里子さん イラストレーター

きれいな肌を手に入れるのにまず必要なのは、自分の肌の本当の姿を知ること。そこでイラストレーターの田中麻里子さんが向かったのは、東京・港区にあるわかばクリニック。ここでは「ロボスキン」という器械が、肉眼では見えないレベルのしみやしわ、毛穴の開き、水分量などのデータを検出。それらを総合して、肌がどの年齢の水準にあるかという「肌年齢」を教えてくれる。

「どちらかというと乾燥肌」と話す田中さん。まずは生活習慣などに関する問診票に記入。洗顔をすませ、すっぴんでいざ測定へ! 器械に顔を当てるなどして、ものの5分ほどで終了。待つことさらに5分、出た結果は……。意外にも実年齢より6歳ほど高い46.7歳。医師の廣瀬能華さんに解説してもらった。

「田中さんは一見とてもきれいな肌でトラブルがなさそうですよね。でも測定すると、水分量が同年齢の平均値よりかなり低い。そのためにきめが整わない、という結果になりました」

実は田中さん、前日まで風邪で寝込んでいたそう。廣瀬さんは、

「それで、さらなる水分不足となったのでしょう。体調によっても肌年齢は変わるので、必要以上に気にせず、結果を今後の対策に役立ててください。スキンケア製品での保湿はもちろん、加湿器を使うことや、水をたっぷり飲むことも大事です」

改善のための具体的なアドバイスももらった田中さん。

「水を飲む量が少ないという自覚は前からありましたが、こんなにも結果に表れるとは。これからは、しっかり水分をとろうと思います!」

専用の機器、ロボスキンで調べられること

・目立つ毛穴の数
・肌の色味
・色素沈着の大きさや数
・肌の水分値
・肌の油分値
・目の下のしわの数
・きめの細かさ

器械に顔を当てるほか、チェッカーで水分量、油分量もチェック。
医師が結果を解説。所要時間は全部で約20分。

廣瀬能華(ひろせ・よしか)さん●皮膚科医。わかばクリニック医師。大学病院などでER、皮膚科などに従事。
食事や栄養学面からのアドバイスも。

田中麻里子(たなか・まりこ)さん●イラストレーター。雑誌、書籍、広告、webなど、さまざまな媒体で活躍中。スタイリッシュな作風やかわいいキャラクターが人気。

『クロワッサン』1015号より

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