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ファンデの厚塗りで白浮き仮面…メイクの失敗談にプロがアドバイス。

同窓会や食事会、そんな場では若々しく見せたいと思うもの。でも頑張る方向を間違えるのはイヤ。読者のあるある失敗談を参考に、おさらいしましょう。

撮影・黒川ひろみ マンガ・小迎裕美子 イラストレーション・山中玲奈 文・古屋美枝

少しでも若く、美しく見えるようにするためのメイクなのに、裏目に出てしまっている人を目撃したことは誰もがあるはず。そんな失敗をしないためのコツをメイクアップアーティストのレイナさんに聞いてみた。

「まず、やたらと盛りすぎないこと。大人のメイクは特に、ナチュラルに見せることが大切です。たとえばベースメイクなら、シミやシワなどをファンデーション一つですべて隠そうとしないこと。コンシーラーやハイライトなどをうまく使えば、『カバーした感』を出さずに美肌をつくれます」

さらに、目元やリップなどのポイントメイクにも、イタく見えない若見えのコツがいろいろ。プロの技を学んで、メイクを更新していこう。

レイナさん●メイクアップアーティスト。多くの女優やモデルから指名をうける。著書は『いくつになってもキレイになれる』(主婦の友社)など。完全予約制、プライベートメイクレッスンも行っている。
レイナさん●メイクアップアーティスト。多くの女優やモデルから指名をうける。著書は『いくつになってもキレイになれる』(主婦の友社)など。完全予約制、プライベートメイクレッスンも行っている。

私は見た! 『ファンデを顔全体にのっぺりと白く厚く塗りすぎた、白浮き仮面』

ファンデの厚塗りで白浮き仮面…メイクの失敗談にプロがアドバイス。

「取引先訪問のため、上司と待ち合わせた朝のこと。私が先に待っていると、向こうから目を疑うくらい白い顔の人が手を振りながら近づいてきました。まさかの上司でした。驚きのあまり、思わず『顔、白いですね!』と言葉が出てしまいました。『新しいファンデーションを買ったんだけど、変?』と聞かれましたが、変とは言えず、『いえ……』とその場は濁しました。でも、明らかに首と色が違い過ぎて変! しかも塗り過ぎているのか、小じわや毛穴がものすごく目立って、なんのためにファンデーションを塗っているのか疑問なくらいでした」(M・Nさん/42歳・会社員)

[レイナさんのアドバイス]

顔と首の色を揃えるのは鉄則。 立体感と血色を演出しましょう。

「気になるところをファンデーションで隠す、という考えを頭からなくしましょう」
とレイナさん。隠そうとして塗り込むと、どんどん厚くなり、老けて見えてしまうように。
「ファンデーションの色は首に合わせ、明るめよりは少し暗めをチョイスしたほうが自然。若見えにマストな血色を演出するためにも、下地をしっかり使って」

また、年齢を重ねると顔が平面的になってくるので、立体感を出すことも若く見えるポイントに。
「ハイライトを上手に使うことでフレッシュな印象になります」

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