からだ

錯覚メイクでたるみの影を消し、キュッと上向きリフトアップ!

悩ましいシミやたるみという肌ノイズを封じ込めるのではなく、自然にカモフラージュする、目からウロコのメイクテクニックをヘア&メイクアップアーティストの長井かおりさんに教わります。
  • 撮影・玉置順子(t.cube/モデル)、久々江 満(商品) スタイリング・日置 彩 ヘア&メイク・長井かおり モデル・樹神 イラストレーション・さとうあゆみ 文・片岡えり

弾力不足で頬が低くなり、顔の下半分がもたつく“たるみ”。目の下の凹みやほうれい線が目立ち、口角も下がるので、印象全体を暗く疲れて見せてしまう。「たるみを一瞬で消し去る魔法はありませんが、目の錯覚を利用したメイクなら、立体感を演出してフェイスラインを引き締め、小顔に見せることは意外に簡単です。ただし、肌が乾いてシワっぽいと頬に光を集められないので、しっとりみずみずしい質感をキープする保湿を忘れずに。目の下やほうれい線などたるみの影を消すコンシーラーは、色で覆い隠すものではなく、保湿効果と明るい光でふっくら見せるアイテムを選んで」

1.元祖魔法の筆ペン。透明感と輝きで明るく見せつつ、ナチュラルにカバー。ラディアント タッチ 全6色 5,000円(イヴ・サンローラン・ボーテ) 
3.疲れの影やエイジングサインをサッと消し去り、若々しくなめらかに。インスタント イルミネーター ペン 全3色 6,200円(シスレージャパン TEL.03-5771-6217) 
3.みずみずしい保湿力と繊細なツヤの薄膜が肌に溶け込み、欠点はしっかり隠す。ラディアント クリーム コンシーラー 全3色 5,0 00円(SUQQU TEL.0120-988-761)

〈 パーツ別たるみ対策 〉

[目の下 → 放射状に広げる]

くぼみの谷が暗い影を作り、クマのように見える目の下のたるみ。「硬いコンシーラーの厚い膜で覆うと時間が経ったときにシワシワになり、余計に目立つことに。土台のスキンケアでしっかり保湿した上で、目頭の下にパールの光を仕込んでふわっと明るく見せましょう。目の下は皮膚が薄いので、指でゴシゴシこすらないことも鉄則です」

目頭の下から黒目の下あたりまで小鳥の足跡のように放射状に3本程度ラインをひき、スポンジでトントンとなじませる。

[ほうれい線 → 境目にギザギザ]

1センチ伸びるごとに10歳老けて見えるといわれるほど印象を左右する、ほうれい線。これは表情ジワというより頬のたるみによってできるもの。「まずは、ほうれい線の凹みにファンデーションが溜まってよれないよう、ベースを薄めに仕上げること。コンシーラーを使う場合は、肌色よりやや明るめの色で、線の下にできる影をぼかすイメージ」

小鼻の下から口角に向かって、ほうれい線上にギザギザを描くようにジグザグに筆を動かし、上からスポンジでトントン。

[下がった口角 → 上向き矢印を作る]

年齢を感じさせるだけでなく、性格までネガティブな印象を与えてしまう“への字口”。「キュッと上がった口角は、リフトアップ感と幸福感の象徴。下がった口角はコンシーラーで上向き矢印を描くテクニックで、効率よく補正できます。コンシーラーがないときは、ファンデーションでも代用可能なので、リップメイクのルーティンに加えましょう」

下唇の斜めのラインに沿って上向きにコンシーラーを入れ、くすみを消すように口角の上まで自然になじませ、境目をぼかす。

ハイライトと シェーディングで頬はふっくら アゴ周りはすっきり。

頬骨は高い位置に、フェイスラインはきりっと引き締める。その錯覚を叶えるのが、ハイライトとシェーディング。「頬の上に光を集めることでふっくら見せ、逆に耳の前からアゴには影を作りシャープに。山と谷を作ることで自然なメリハリが生まれ、立体感を演出できます。ただし、やりすぎは禁物。肌色よりワントーン明るいハイライトとワントーン暗いシェーディングで、自分でもわからないくらい自然に仕上げて」

ハイライトは指でササッと。

パウダーのハイライトを指の腹にひと撫でぶん取り、目尻に指を置いて、こめかみまで平行にスッと広げる。

シェーディングはブラシでふんわり。

ブラシにシェーディングパウダーを含ませて耳の前から頬骨の下に払う。口を「お」にすぼめて凹む部分に。
頬骨の下にブラシの面を広く当て、フェイスラインの裏側に向かってサッサッサッと影色をぼかす。
1.輪郭にフィットする斜めカットブラシが使いやすい。ブルーミング チーク ブラシ 3,500円(ベアミネラル TEL.0120-24-2273)
2.微量の赤味が美肌に見せる2色のシェーディング。ハイライトは光沢がやわらか。ヴァリアンブラッセ(コントゥア) 01 5,500円*セット価格(カネボウインターナショナルDiv. TEL.0120-518-520) 
3.白と肌色のハイライトにダークなシャドウ、ピンクのチークもセット。ディオール バックステージ フェイス グロウ パレット 001 4,900円(パルファン・クリスチャン・ディオール TEL.03-3239-0618) 
4.3色のパールが肌になじむハイライトと自然な影色でメリハリを。B.A カラーズ コントラスト イルミネーター 4,500円(ポーラ TEL.0120-117-111)

赤味で視線を集めて頬の余白を小さく見せる。

年齢とともに立体感がなくなり、間延びする頬。余白を小さく見せるため、また健康的な若々しさを演出するためにも、血色感は欠かせない。「ここが私の頬ですよとポジションを示すチークは、あえて高めの位置に入れるのがポイント。唇はボリュームがなくなりフレームもぼやけて存在感が弱くなるので、ラインで輪郭をやや厚めに取りましょう。ポンと赤味をのせると視線が集まり、たるみや影を目くらましできますよ」

横長チークで、頬の位置を高めに。

黒目の下、小鼻より少し上を起点に、横長の小さな楕円を描くように。外側、下側に広げすぎないこと。

目線を唇に集めるふっくらリップ。

唇全体にリップカラーを塗ったあとに、形を意識して輪郭の外側にラインを描くイメージでフレームを強化。
1.指でもブラシでも使え、頬にもリップにも万能選手。幸せそうな血色感のアプリコット。オンリーミネラル N by ONLY MINERALS ミネラルピグメント 01 2,300円(ヤーマン TEL.0120-776-282) 
2.なめらかなタッチで輪郭を描き、みずみずしいピンクローズに染める。マジックタッチリップライター X 02 3,200円*限定発売中(THREE TEL.0120-898-003)

ふっくら弾む明るい頬と上昇感のある唇で若々しく。

長井かおり(ながい・かおり)さん●ヘア&メイクアップアーティスト。雑誌やWebを中心に多くの美容企画を担当。理論的なメイクメソッドに人気があり、幅広い年齢の女性に支持されている。近著に『世界一わかりやすい メイクの教科書』(講談社)。

『クロワッサン』1015号より

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