虻川美穂子さんにも驚きの効果が。自宅でできる簡単小顔マッサージ。
撮影・森山祐子 スタイリング・野田奈菜子 ヘア&メイク・木下庸子(プラントオパール) 文・菅野綾子
早速、虻川さんが小顔マッサージに挑戦してみました!
基本の唇の形
どのマッサージにおいても基本となるのが、顔の体幹である唇を「う」の形にして前に突き出し、しっかりと締めること。
「唇には顔のすべての筋肉が集まっているので、唇を締めるだけでも負荷がかかります。目周りの筋肉と口周りの筋肉が縦に引っ張り合うことを意識してください。唇を締めることを徹底すると、無駄についた顔周りの脂肪はアイロンがけしたように均一になり、皮膚が骨にフィットするかのように顔にハリが出始めます」(木村さん)
【STEP1】首からデコルテをすっきり。
小顔を印象づけるのは、すらりと縦に伸びる長い首と美しい鎖骨。
「首が長いと顔は小さく見えますが、姿勢の悪さや首回りの緊張が原因でほとんどの人は実際よりも首を短く見せています。首からデコルテ周辺には血管や神経、リンパ節などが多く存在し、老廃物は必ずデコルテを通過して心臓に返るので、デコルテ周囲が滞ってしまうと顔のむくみの原因にも。老廃物の通り道である首を横に曲げた時に浮き出る筋=胸鎖乳突筋をほぐして滞りを解消させましょう」
【STEP2】ほうれい線と目の下のたるみをやっつける。
老け顔や疲れ顔を作るほうれい線や目の下のたるみも、マッサージで改善することが可能。
「アイロンがけの要領で垂れ下がった脂肪を平坦にするのがポイント。アイロンがけをするとき片手で服を押さえていないと、よれて逆にシワができてしまいます。これは顔も同じ。唇をしっかり『う』の形にして負荷をかけることで、アイロンがけの際の服を押さえる手の役割をしてくれるのです」
【STEP3】フェイスラインのリフトアップ。
フェイスラインがたるんでいると、ただ老けて見えるだけでなく、一気にしまりのない印象に。
「主な原因は姿勢の悪さ。猫背でいることで首が前に出てしまい、頭の重さでフェイスラインがたるんでしまいます。それを引き締めるには、頰の筋肉のストレッチが有効。骨に皮膚をフィットさせる感覚で、しっかりと引き伸ばして」
【STEP4】耳からアゴに流して終了。
最後に、耳の下からアゴにかけて老廃物をすっきりと流す。
「噛み締めなどによるアゴ周りの緊張や筋肉のこわばりの影響でエラが張り、顔を大きく見せてしまっている可能性も。これまでのステップでの老廃物を流すと同時に、耳からアゴの緊張をほぐすことで噛み合わせの左右差や顔の歪みといった不調解消にも繋がります」
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