井澤由美子さんのレシピで作る、濃厚サムゲタン。
暴飲暴食が続きがちな年末年始。家で食事がとれるとき、控えめを意識するのなら、発酵食材を活用し、一皿で満足できるスープはいかが。“体が喜ぶ食”を提唱する井澤由美子さんに教わります。
撮影・福岡 拓 スタイリング・渡邊美穂 文・板倉みきこ 撮影協力・UTUWA(TEL.03-6447-0070)
韓国伝統の滋養スープを、白味噌で優しい味わいに。
美肌効果と滋養に富む塩麹は、野菜の旨味をアップさせ、鶏肉を柔らかく仕上げる。白味噌で濃厚なコクが生まれ、冬らしい優しい味に。皮付き薄切り生姜を干してから使うと、体が芯から温まる。
【材料(2人分)】
塩麹大さじ1 白味噌大さじ1 骨付き鶏もも肉1本(約350g) 長ねぎ1/2本 干し生姜スライス10枚 餅スライス(しゃぶしゃぶ用)2枚 酒50ml 乾燥ナツメ適宜 糸唐辛子適宜
【作り方】
1.関節の間に包丁を入れて半分に切った鶏肉と塩麹をビニール袋に入れて揉み込み、30分〜一晩置く。ねぎは斜め薄切りにする。
2.鍋に1と水3と1/2カップ、酒、干し生姜、あれば乾燥ナツメ少々を入れ20分ほどゆっくり煮込み、餅、白味噌を加えてさらに10分ほど煮る。
3.器に盛って好みで糸唐辛子を散らす。
井澤由美子(いざわ・ゆみこ)さん●料理家。発酵食を軸に、薬膳の知識などを取り入れた“食薬ごはん”を提案。近著に『体がよろこぶお漬け物』(誠文堂新光社)が。
『クロワッサン』1012号より
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