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皮膚科医に聞く、シワを防ぐために気をつけたい生活習慣。

美容意識が高い人ほど陥りやすい、熱心すぎるスキンケア。寒い季節につきものの“乾く”環境。皮膚科医の慶田朋子さんに教わって、シワを引き起こす原因に迫りました。

イラストレーション・ナカイミナ 参考・『女医が教える、やってはいけない美容法33』

トイレのハンドドライヤーは、短時間で切り上げるべし。

トイレで手を洗った後、びしょびしょの手をハンドドライヤーで乾かしている人は、ちょっと待った。

「完全に乾かすには、けっこう時間がかかりますよね。温度が高くかつ勢いがある風で、水気を飛ばしつつ蒸発させるというものなので、やはりどうしても肌は乾燥しやすくなります」(慶田さん)

タオルなどでやさしく水分を吸い取るのが理想ではあるが、ドライヤー前にある程度の水分を払っておくだけでも、温風にさらされる時間が短くできる。

「そして、使用後はすぐにハンドクリームを塗りましょう」

びしょ濡れの状態から乾かそうと、何十秒も温風にさらしてしまったら、手もカラカラ、シワシワに。
びしょ濡れの状態から乾かそうと、何十秒も温風にさらしてしまったら、手もカラカラ、シワシワに。

加湿しないで暖房器具を使うべからず。

暖房は肌が乾きそうだけれど、そのために寒さも我慢すべき?

「いえ、暖房はしたほうがいいんですよ。飽和水蒸気量(空気が含むことのできる水蒸気量)は温度に比例するので、加湿器をつけるにしても、ある程度室温を上げないと部屋も潤ってこないんです。空気が冷たいといくら加湿しても結露するだけ」

大事なのは、加湿器を併用した暖房ということ。

「まず部屋の温度を上げてから加湿器をつけて、湿度50〜60%ぐらいにキープしておくのがいいと思います」

電気毛布や床暖房も、ずっと触れたままでいると肌は確実に乾燥する。こたつも入りっぱなしはダメ!
電気毛布や床暖房も、ずっと触れたままでいると肌は確実に乾燥する。こたつも入りっぱなしはダメ!

長風呂、熱い風呂は潤いを奪うと心得よ。

入浴は肌によさそうだが……?

「深部体温を上げる、リラックスするなどの目的を除けば、長風呂は美容にはよくないです。基本的に、濡れている時間が長い、温度が高いほど、肌は乾燥しやすい。夏場は39度、冬で41度ぐらいの湯温で、5分以内の入浴を心がけましょう。42度以上だと皮脂が流出してしまいます」

どうしても長風呂がいい人は、

「入浴の目的は人それぞれなので、そのほうが健康にいいという方もいるでしょう。その場合は上がった後に全身にちゃんとボディクリームを塗ることを忘れずに」

手洗い、食器洗いをよくする人が手荒れに悩むのと同じで、湯に浸かる時間が長いと、肌は荒れやすくなる。
手洗い、食器洗いをよくする人が手荒れに悩むのと同じで、湯に浸かる時間が長いと、肌は荒れやすくなる。
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