理想の睡眠時間も、体質などによって個人差があるもの。
「7時間を目安として、朝すっきり目覚められるかどうか、午前中に眠くならないかどうかをチェック。しばらく様子を見ながら、自分にとって最適な睡眠時間を判断するといいでしょう」
なお、翌日忙しく寝られそうにないからと、前日にたくさん寝ておく、いわゆる“寝だめ”は、
「全く効果がありません。本来、人間が持っている体内リズムは約24時間周期で眠くなるようにできています。睡眠中に行われる成長ホルモンの分泌なども、事前にためておけるものではないのです」
健康を保つには、日々良質な睡眠をとること、すなわち毎日の体内リズムを整えることが大切だ。
「ただし女性の場合、ホルモンバランスによって睡眠の量も質も変わりやすくなります。特に閉経時は眠りが浅くなりがちです。あまり悲観せず、『そういうものだ』と思って昼寝などで睡眠を補うようにしましょう」