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【 個人型確定拠出年金(iDeCo)】初めて資産運用をするなら、長期・積立・分散が揃ったこれで。

預貯金にほぼメリットがない今、資産形成のために必要なのは“運用”。初心者でも怖くないお金の動かし方を風呂内亜矢さんが解説する。

イラストレーション・レモン・フー 文・斎藤理子 

【 個人型確定拠出年金(iDeCo)】初めて資産運用をするなら、長期・積立・分散が揃ったこれで。

“ 個人型確定拠出年金(iDeCo)”はこんな人におすすめ!
●45歳以上である
●老後に備えたい
●毎月拠出する金額に心配がない

iDeCoとよばれる個人型確定拠出年金は、資産形成を考える時に〈つみたてNISA〉と共に候補にあがるもの。掛け金を自分で運用しながら積み立てて老後の資産を作る仕組みで、原則60歳以降にならないと引き出すことができない。

「確定拠出年金の最大のメリットは、税制優遇です。まず、掛け金は全額所得控除されます。たとえば年間30万円掛けたら、所得が30万円少なかったものとして税額が計算されます。また、運用で出た利益にも税金はかかりません。さらに、お金を受け取る時にも控除が受けられるんです」

特に、厚生年金がある会社員等と違って国民年金しかない自営業者やフリーランスの人にとっては、節税しつつ老後資金が形成できる、とてもいいアイテムだと風呂内さんは言う。

働き方や併用する年金制度で異なる拠出上限額

(第1号被保険者)
自営業者、フリーランスなど
月額68,000円(年間81.6万円)

(第3号、2号被保険者)
専業主婦、会社員(確定給付年金および企業型確定拠出年金に加入していない)など
月額23,000円(年間27.6万円)

(第2号被保険者)
会社員(確定給付年金に加入しておらず、企業型確定拠出年金に加入している)など
月額20,000円(年間24万円)※1

(第2号被保険者)
公務員、会社員(確定給付年金に加入している)など
月額12,000円(年間14.4万円)※2

※1 企業型確定拠出年金への事業主掛金の上限を年額42万円(月額3.5万円)とすることを規約で定めた場合に限り、加入できる。
※2 企業型確定拠出年金を併用する場合、事業主掛金の上限を年額18.6万円(月額1.55万円)とすることを規約で定めた場合に限り、加入できる。

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