「掃除に必要なのは労力ではなく、汚れに対する知識と段取り」と言い切るのが、ハウスクリーニングサービス『おそうじ本舗』の尾崎真さん。掃除が苦手という人は、汚れや洗剤に対する知識がないため、間違った方法で汚れと格闘していることが多いそう。
「油、ホコリ、水垢、そして細菌系と、家の中の汚れは大まかに分けて4種類あります。それぞれに合った洗剤を使えば、無駄な労力をかけずにほとんどの汚れは落ちます。逆に、軽い汚れに強い洗剤を使ったら、住まいを傷める原因になることも。汚れの種類や程度をチェックして、どの洗剤を使うか、最初の見極めが肝心なんです」
洗剤選びと同様に重要なのが、掃除をする前に段取りを考えること。
「せっかくきれいにしても掃除の途中でその場所が再び汚れてしまっては、作業が無駄になってしまいます。汚れを落としていくには上から下へ、奥から手前へがルール。効率の良い順番を事前に考えておく必要があります。また、どの場所にどのくらいの時間がかかるか、掃除の段取りも組みましょう。これはプロもすること。必要最小限の動きで無駄なく進められますよ」