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1回の食事で肉と魚をたっぷり、もっちりプルプルな美肌に。

スキンケア以前に、肌を傷める生活をしていませんか? 栄養は足りていますか? その答えはあなたの肌に表れているかも……。

撮影・小出和弘

あいこ皮フ科クリニック院長 柴 亜伊子さん
あいこ皮フ科クリニック院長 柴 亜伊子さん

京都で完全予約制のクリニックを開いている皮膚科医の柴亜伊子さんは、肌をきれいにするのにまず重要なのは、食生活を整えることだと言う。
「最近は20代でも肌がくすんでツヤがない女性を見かけますが、話を聞くと一日の食事が菓子パンだけという極端な例も。40代以上の人でもパスタ、麺類など糖質中心の単品メニューの食事が多い人、ヨーグルトや野菜ジュース、サラダ中心で肉類は加工品のサラダチキンのみしか食べないなど、食生活の偏った人が多いのです。そんな生活を続けていると、正しいスキンケアの指導をしても肌はよくなりません」

数年前、そんな壁にぶつかった柴さんは、東京にある栄養療法専門の「新宿溝口クリニック」で栄養状態を詳しく調べる血液検査を受けた。
「私自身、間違った糖質制限のせいで、かなりの栄養不良で甲状腺機能の低下が見つかりました。自分では食生活に気をつけ、肉やレバーも食べていたのに。ショックでした」

それから栄養療法について学んだ柴さん、現在は自分のクリニックでもこの療法を取り入れ、その効果を実感しているという。
「患者さんの肌がしっかりして、ツヤ、透明感が出てきます。レーザー治療などをしても施術の効きや持ちにもいい影響が出ます。栄養不良により損なわれていた、本来肌に備わっているバリア機能が回復したためです」

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