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鍛えたいなら赤ちゃんに学べ!? ゼロから整え直す1カ月メニュー

赤ちゃんの発達発育論に基づいた体幹トレーニングをフィジカルトレーナー・中野ジェームズ修一さんが伝授。徐々に強度と難度を上げていく1カ月メニューで、体幹を無理なく安定させよう。

撮影・中島慶子 スタイリング・白男川清美 ヘア&メイク・浜田あゆみ モデル・横川莉那 イラストレーション・北原可菜 文・鈴木恵美

ヒトの発育発達過程に沿って、段階的かつ効率よく行える体幹トレーニングを教えてくれるのは、フィジカルトレーナーの中野ジェームズ修一さん。

「赤ちゃんは、あおむけの状態から様々な動きを通して体幹を鍛え、立位へ自然と移行していきます。体幹は、あらゆる動作を支える重要な役割を担っていますが、座りっぱなしなど、長時間同じ姿勢でいることが多い生活を続けていると、体幹はみるみる衰えていき、日常生活の動作にも影響を及ぼします」

そこで赤ちゃんの発達発育論に基づき、あおむけ、ハイハイ、膝立ち、立位のポジションの4ステップで行う1カ月のプログラムを考案。1週ごとに次に進むのが目安だが、その時点のトレーニングがうまく行えない場合はできるようになってから次のステップへ。段階を踏むことで、体幹をしっかりと安定させることができる!

【WEEK 1】あおむけ

生まれたばかりの赤ちゃんの姿勢からスタート。「あおむけなら接地面が多く体勢が崩れないので、安定して行えます。反り腰にならないようにだけ注意」

デッドバグ

自然とインナーマッスルに力が入る状態で、手足を動かすトレーニング。

あおむけの状態になり、腰幅で両脚を持ち上げ、両膝を90度に曲げる。両腕は肩幅で天井へ伸ばし、空中で前へならえのポーズをする
あおむけの状態になり、腰幅で両脚を持ち上げ、両膝を90度に曲げる。両腕は肩幅で天井へ伸ばし、空中で前へならえのポーズをする
脚は動かさずに、腕を床に近づけるように片方ずつ交互に上に動かす。腰が床から離れないように、みぞおちを床に押し付ける意識で
脚は動かさずに、腕を床に近づけるように片方ずつ交互に上に動かす。腰が床から離れないように、みぞおちを床に押し付ける意識で
今度は、両腕は伸ばしたまま動かさずに、90度に曲げた膝を片方ずつ交互に伸ばして床に近づける。股関節からしっかり動かすように
今度は、両腕は伸ばしたまま動かさずに、90度に曲げた膝を片方ずつ交互に伸ばして床に近づける。股関節からしっかり動かすように
対角側の脚と腕を同時に動かすレベルアップ版。腕を耳の横まで上げ、同時に対角の脚を遠くへ伸ばす
対角側の脚と腕を同時に動かすレベルアップ版。腕を耳の横まで上げ、同時に対角の脚を遠くへ伸ばす
あおむけの状態になり、腰幅で両脚を持ち上げ、両膝を90度に曲げる。両腕は肩幅で天井へ伸ばし、空中で前へならえのポーズをする
脚は動かさずに、腕を床に近づけるように片方ずつ交互に上に動かす。腰が床から離れないように、みぞおちを床に押し付ける意識で
今度は、両腕は伸ばしたまま動かさずに、90度に曲げた膝を片方ずつ交互に伸ばして床に近づける。股関節からしっかり動かすように
対角側の脚と腕を同時に動かすレベルアップ版。腕を耳の横まで上げ、同時に対角の脚を遠くへ伸ばす

ブラトップとレギンスのセット7,990円(KIT STORE https://www.kitstore.jp/

【WEEK 2】ハイハイ

徐々に重心を上げていく。手をついて上体を支えた状態で、両手足を連動して動かせますか? 股関節を使うことで体幹が安定し始め、サボっていた筋肉も起きる。

ダイアゴナル

体の対角の動きの機能を活性化させることで、ぶれない体がつくりやすくなる!

まずはハイハイの姿勢をつくる。両手は肩の真下に、両膝は腰の真下につき、床に垂直に立てる。顔は上げず、目線は下でOK
まずはハイハイの姿勢をつくる。両手は肩の真下に、両膝は腰の真下につき、床に垂直に立てる。顔は上げず、目線は下でOK
対角側の脚と腕を伸ばして上の体勢に戻る、を繰り返す。背中は一直線に、手足をできるだけ遠くに引き離すイメージ。片側だけを10回行ったら、反対側も同様に
対角側の脚と腕を伸ばして上の体勢に戻る、を繰り返す。背中は一直線に、手足をできるだけ遠くに引き離すイメージ。片側だけを10回行ったら、反対側も同様に
上体がぶれるのが最も問題。体幹部分をぶらさない程度に手足を上げて行おう。背中が丸まる、腰が反るのはNG
上体がぶれるのが最も問題。体幹部分をぶらさない程度に手足を上げて行おう。背中が丸まる、腰が反るのはNG
まずはハイハイの姿勢をつくる。両手は肩の真下に、両膝は腰の真下につき、床に垂直に立てる。顔は上げず、目線は下でOK
対角側の脚と腕を伸ばして上の体勢に戻る、を繰り返す。背中は一直線に、手足をできるだけ遠くに引き離すイメージ。片側だけを10回行ったら、反対側も同様に
上体がぶれるのが最も問題。体幹部分をぶらさない程度に手足を上げて行おう。背中が丸まる、腰が反るのはNG

胸椎回旋

体幹の中心を担う胸椎を動かして柔軟性を高め、姿勢改善&腰痛を防ぐ。

両手は肩の真下に、両膝は腰の真下につく。息を吐きながら左肘を右の脇の下に入れ、体を右側へ回す。手は床につけず浮かせた状態をキープする
両手は肩の真下に、両膝は腰の真下につく。息を吐きながら左肘を右の脇の下に入れ、体を右側へ回す。手は床につけず浮かせた状態をキープする
息を吸いながら胸を開いて上体を左側へ回し、天井に向かって手を大きく伸ばす。肩甲骨からダイナミックに動かすこと。目線は手の先。反対側も同様に
息を吸いながら胸を開いて上体を左側へ回し、天井に向かって手を大きく伸ばす。肩甲骨からダイナミックに動かすこと。目線は手の先。反対側も同様に
両手は肩の真下に、両膝は腰の真下につく。息を吐きながら左肘を右の脇の下に入れ、体を右側へ回す。手は床につけず浮かせた状態をキープする
息を吸いながら胸を開いて上体を左側へ回し、天井に向かって手を大きく伸ばす。肩甲骨からダイナミックに動かすこと。目線は手の先。反対側も同様に

ブラトップ4,990円、レギンス5,990円(KIT STORE)

【WEEK 3】膝立ち

ハイハイの状態で安定してきたら、背骨や骨盤の筋肉が鍛えられた証拠。次はクッションの上に膝立ちという不安定な状態で足腰の筋肉とバランス感覚を養う。

膝立ちアームスウィング

クッションの上で行うことで不安定さが増し、膝を支える筋力の強化に。

2つのクッションを半分に折り畳み、1つは膝、もう1つは足の下に敷いて膝立ちする。片方の腕を耳の横まで上げ、反対の腕は後ろへ引く
2つのクッションを半分に折り畳み、1つは膝、もう1つは足の下に敷いて膝立ちする。片方の腕を耳の横まで上げ、反対の腕は後ろへ引く
腕を上下に、交互に大きく振る。頭に何か乗せているようなイメージで上体は動かさず、両腕だけを呼吸をしながらリズミカルに動かす
腕を上下に、交互に大きく振る。頭に何か乗せているようなイメージで上体は動かさず、両腕だけを呼吸をしながらリズミカルに動かす
天井まで手を上げると上体が揺れてしまう人は、床と平行になるぐらいまで上げるだけでもOK
天井まで手を上げると上体が揺れてしまう人は、床と平行になるぐらいまで上げるだけでもOK
体が倒れてきて腰が反る人は、クッションを折り畳まずに置いたり、外したりして、強度を下げて
体が倒れてきて腰が反る人は、クッションを折り畳まずに置いたり、外したりして、強度を下げて
2つのクッションを半分に折り畳み、1つは膝、もう1つは足の下に敷いて膝立ちする。片方の腕を耳の横まで上げ、反対の腕は後ろへ引く
腕を上下に、交互に大きく振る。頭に何か乗せているようなイメージで上体は動かさず、両腕だけを呼吸をしながらリズミカルに動かす
天井まで手を上げると上体が揺れてしまう人は、床と平行になるぐらいまで上げるだけでもOK
体が倒れてきて腰が反る人は、クッションを折り畳まずに置いたり、外したりして、強度を下げて

膝立ちペットボトル上げ

ペットボトルの重さを使うことで、さらにインナーマッスルを刺激!

2つのクッションを半分に折り畳み、1つは膝、もう1つは足の下に敷いて膝立ち。体の前で腕を伸ばして、1ℓのペットボトルを両手で持つ
2つのクッションを半分に折り畳み、1つは膝、もう1つは足の下に敷いて膝立ち。体の前で腕を伸ばして、1ℓのペットボトルを両手で持つ
股関節を伸ばしながら腕を耳の横まで上げ、元の姿勢に戻るように腕を下ろす、を繰り返す。お尻の筋肉を使って、股関節から体を動かして
股関節を伸ばしながら腕を耳の横まで上げ、元の姿勢に戻るように腕を下ろす、を繰り返す。お尻の筋肉を使って、股関節から体を動かして
上体が倒れてきてしまう場合は足幅を広げると安定する。頭、背骨、お尻、膝が一直線になるように
上体が倒れてきてしまう場合は足幅を広げると安定する。頭、背骨、お尻、膝が一直線になるように
2つのクッションを半分に折り畳み、1つは膝、もう1つは足の下に敷いて膝立ち。体の前で腕を伸ばして、1ℓのペットボトルを両手で持つ
股関節を伸ばしながら腕を耳の横まで上げ、元の姿勢に戻るように腕を下ろす、を繰り返す。お尻の筋肉を使って、股関節から体を動かして
上体が倒れてきてしまう場合は足幅を広げると安定する。頭、背骨、お尻、膝が一直線になるように

ブラトップ5,490円、レギンス5,990円(KIT STORE)

【WEEK 4】 立位

膝立ちで下半身が安定したら、いよいよ立位に! 足の裏でバランスをとりながら腕を動かそう。日常動作も動きやすく、転びにくくなったことに気がつくはず。

Tバランスアームスウィング

椅子に片方の足を乗せて不安定な状態をつくることで、全身のバランスを強化。

片方のつま先を椅子に乗せて膝を伸ばす。脚1本でバランスをとりながら上体を少し前に倒し、背中を一直線に。呼吸をしながら腕を前後にリズミカルに振る。反対の脚でも
片方のつま先を椅子に乗せて膝を伸ばす。脚1本でバランスをとりながら上体を少し前に倒し、背中を一直線に。呼吸をしながら腕を前後にリズミカルに振る。反対の脚でも
きつい場合は、椅子なしでOK。床の上で同じ動きを行い、慣れてきたら椅子を利用して行う
きつい場合は、椅子なしでOK。床の上で同じ動きを行い、慣れてきたら椅子を利用して行う
腰が反ってしまうと、体幹強化の効果が激減。腰に負担がかかる場合は、椅子なしから行って
腰が反ってしまうと、体幹強化の効果が激減。腰に負担がかかる場合は、椅子なしから行って
片方のつま先を椅子に乗せて膝を伸ばす。脚1本でバランスをとりながら上体を少し前に倒し、背中を一直線に。呼吸をしながら腕を前後にリズミカルに振る。反対の脚でも
きつい場合は、椅子なしでOK。床の上で同じ動きを行い、慣れてきたら椅子を利用して行う
腰が反ってしまうと、体幹強化の効果が激減。腰に負担がかかる場合は、椅子なしから行って

Tバランスペットボトル上げ

片脚立ち×ペットボトルの重さを利用した難易度マックスの体幹トレ。

椅子に片方のつま先を乗せ、脚1本でバランスをとる。背中はまっすぐ。1Lのペットボトルを両手で持ち、体の下に腕を伸ばす
椅子に片方のつま先を乗せ、脚1本でバランスをとる。背中はまっすぐ。1Lのペットボトルを両手で持ち、体の下に腕を伸ばす
ペットボトルを持ったまま腕を耳の横まで持ち上げ、下ろす、を繰り返す。腕よりも、体幹に力を入れることを意識。反対の脚でも
ペットボトルを持ったまま腕を耳の横まで持ち上げ、下ろす、を繰り返す。腕よりも、体幹に力を入れることを意識。反対の脚でも
椅子に片方のつま先を乗せ、脚1本でバランスをとる。背中はまっすぐ。1Lのペットボトルを両手で持ち、体の下に腕を伸ばす
ペットボトルを持ったまま腕を耳の横まで持ち上げ、下ろす、を繰り返す。腕よりも、体幹に力を入れることを意識。反対の脚でも

ブラトップ1万2800円、レギンス1万7800円(KIT STORE)

  • 中野ジェームズ修一

    中野ジェームズ修一 さん (なかの・じぇーむず・しゅういち)

    フィジカルトレーナー

    「スポーツモチベーション」最高技術責任者。青山学院大学駅伝部ほか、理論的かつ結果を出すアプローチで、アスリートの支持を得る。

『クロワッサン』1162号より

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