【事故・インフラ障害編】モバイルバッテリーの火災、断水、陥没──正しく対処できる「初動」の心得
イラストレーション・米村知倫 文・山口美智子
事故・インフラ障害編
【モバイルバッテリーの火災】
水や消火器で鎮火。破裂に注意
火の勢いが弱まるのを待ち、大量の水や消火器などで消火しよう。破裂して部品が飛ぶこともあるので、パチパチと音がしても躊躇せず消火し、空き缶などに入れて適切に処分を。「落とした、膨らんだ、一部が破損したなどの不安がある場合は使用しないように注意しましょう」
【交通事故】
二次被害防止のため、まずは安全な場所へ!
自損他損にかかわらず、自分と相手の怪我の状態を確認し、二次被害防止のために車などを端に寄せる。難しい場合は人だけでも安全な場所へ。手当てや救助要請と並行して119番、110番を。「万が一、事故を起こした場合はその場から逃げずに、相手の命を守るよう最善を尽くしてください」
【停電/通信障害】
優先するのは食材管理と大切なデータの保護
自宅の場合、まずは冷凍室の食材を冷蔵室へ移動。約3時間保冷が可能に。落雷の心配がある場合、PCのバックアップを取って電源はオフに。「避難のために自宅を空ける場合は、通電火災防止のためにブレーカーを落としてコンセントからプラグを抜くこと。通信障害に備えて現金も準備を」
【人的火災】
炎ではなく火元を消火する
燃え上がる炎に惑わされず、水などを用いて火元を消火。ただし、天ぷら火災に水は逆効果。水蒸気爆発を起こさないよう、たっぷり濡らして固く絞った布をかぶせ空気を遮断。「天井まで火が燃え移ったら迷わず避難しましょう。6畳ほどの部屋なら約1分で全体が炎に包まれます」
【断水】
集合住宅のトイレは流さず、あらゆる排水口を塞ぐ
トイレから下水への配管が複雑につながっている集合住宅では、水を流すのは厳禁。配管が破損している場合、水を流すと、逆流した汚物があらゆる排水口からあふれ出る可能性が。「キッチン、浴室、トイレなどの排水口に目張りをして本や鉄鍋などで重しをするか、土のうを作って塞いで」
災害用トイレで絶対にやってはいけないこと
トイレが使えない場合に重宝する「災害用トイレ」。使用済みの袋を日なたに放置しておくと、排泄物からガスが発生して破裂することが。「日陰などの涼しい場所に置いておくと安心です」
【陥没】
異変に気づいたらその場をすぐさま離れる
少しでも普段と違うと感じたら、すばやくその場から離れること。「異変のないところで突然陥没することもありますが、前兆があるとすれば、雨の時にマンホールがシューシュー、ゴボゴボと鳴ったり、水が噴き出したり、地面が下がることなどがあります」
『クロワッサン』1172号より
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