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地元民のマイペースな京都・左京区カルチャースポット案内

アカデミックで自由な街、京都市左京区。のんびりとした時間が流れる街の魅力を、そこに暮らし働く人たちのお薦めコメント付きでご紹介。今回は、地元書店や博物館、知る人ぞ知る桜の名所の神社など、左京区の暮らしに溶け込むすてきな場所を巡ります。

撮影・渡部健五(「宗忠神社」の桜以外) イラストレーション・タムラフキコ 構成&文・中岡愛子

ヴィンテージマンションの一室
ヴィンテージマンションの一室
デンマークに暮らしたこともある京極さん(左)。井元さんは店内とオンラインでカウンセリング「北白川相談室」を運営(要予約)
デンマークに暮らしたこともある京極さん(左)。井元さんは店内とオンラインでカウンセリング「北白川相談室」を運営(要予約)
中庭から優しい光が差し込む。不定期で読書会も開催
中庭から優しい光が差し込む。不定期で読書会も開催
ヴィンテージマンションの一室
デンマークに暮らしたこともある京極さん(左)。井元さんは店内とオンラインでカウンセリング「北白川相談室」を運営(要予約)
中庭から優しい光が差し込む。不定期で読書会も開催

店名はデンマーク語でうさぎ。安心・安全な「本のある場所」

大分出身、1975年の卯年生まれ。航空系ライターの京極祥江さんと公認心理師の井元綾さん、幼なじみの女性2人が営む女性のための小さなブックストア。ジェンダーやフェミニズムに関わる新刊や分野もさまざまな古書を並べるほか、「氷河期世代」「離婚」「更年期」などをテーマにした冊子を発行・販売し、静かに話題を呼んでいる。店内の一角にカフェスペースを設け、デンマークのオープンサンドイッチ、スモーブローなど軽食やドリンクも。

京都市左京区北白川堂ノ前町1 デュ北白川105 TEL:なし (営)12時〜17時、水曜〜16時30…
京都市左京区北白川堂ノ前町1 デュ北白川105 TEL:なし (営)12時〜17時、水曜〜16時30分、土・日・祝日〜18時 火曜休 「北白川別当町」バス停から徒歩2分。

京都大学総合博物館(百万遍)

常設展のハイライトのひとつ、ナウマンゾウの頭骨模型(左)とアジアゾウの頭骨(右)
常設展のハイライトのひとつ、ナウマンゾウの頭骨模型(左)とアジアゾウの頭骨(右)
「左京区は自然豊かで歴史ある街。地質関係の研究をしているので山に近い環境も気に入っています」と竹之内助教
「左京区は自然豊かで歴史ある街。地質関係の研究をしているので山に近い環境も気に入っています」と竹之内助教
所蔵する鉱物標本は約2万点
所蔵する鉱物標本は約2万点
北館にある考古関連の展示室
北館にある考古関連の展示室
ミュージアムショップ『ミュゼップ』(TEL:075-751-7300)では書籍やオリジナルグッズの販売も
ミュージアムショップ『ミュゼップ』(TEL:075-751-7300)では書籍やオリジナルグッズの販売も
東大路通沿い
東大路通沿い
常設展のハイライトのひとつ、ナウマンゾウの頭骨模型(左)とアジアゾウの頭骨(右)
「左京区は自然豊かで歴史ある街。地質関係の研究をしているので山に近い環境も気に入っています」と竹之内助教
所蔵する鉱物標本は約2万点
北館にある考古関連の展示室
ミュージアムショップ『ミュゼップ』(TEL:075-751-7300)では書籍やオリジナルグッズの販売も
東大路通沿い

自然史、技術史、文化史の分野で地元民に惜しげなく「知」を開く

アカデミックな左京区の顔ともいえる京都大学が、1897年の開学以来収集する学術標本資料を約260万点以上収蔵。「特徴は、資料の背景に研究があること。研究者がナウマンゾウを記載した約100年前の化石標本や、フィールドワーク先の東南アジアの熱帯雨林を再現した仕掛けなど、個性的な展示がなにかを考えるきっかけになれば」と笑顔で話す竹之内惇志助教の専門は鉱物学。常設展から知的好奇心を触発され、終日滞在しても時間が足りない。

京都市左京区吉田本町 TEL:075-753-3272 開館9時30分〜16時30分(入館〜16時)…
京都市左京区吉田本町 TEL:075-753-3272 開館9時30分〜16時30分(入館〜16時)月・火曜休 観覧料一般400円、大学生300円 「百万遍」バス停から徒歩2分。 ※3月11日〜6月14日、企画展『文化財発掘XII 模型からみる文化遺産』開催。

宗忠神社(吉田山)

拝殿。広々とした境内は清らか。看板犬の小雪(白柴)に出合えることも
拝殿。広々とした境内は清らか。看板犬の小雪(白柴)に出合えることも
正参道の入り口にある、珍しい備前焼の逆立ちの狛犬
正参道の入り口にある、珍しい備前焼の逆立ちの狛犬
正参道
正参道
眼病平癒のお守り(右)、手術安全のお守り(左)各1,000円
眼病平癒のお守り(右)、手術安全のお守り(左)各1,000円
「境内には大の字がよく見える場所があります」と中山さん
「境内には大の字がよく見える場所があります」と中山さん
拝殿。広々とした境内は清らか。看板犬の小雪(白柴)に出合えることも
正参道の入り口にある、珍しい備前焼の逆立ちの狛犬
正参道
眼病平癒のお守り(右)、手術安全のお守り(左)各1,000円
「境内には大の字がよく見える場所があります」と中山さん

真如堂から一直線の正参道は知る人ぞ知る春の桜の穴場

1862年、黒住教の教祖である黒住宗忠をまつる神社として創建。孝明天皇のほか、二條家や九條家など公家たちの信仰を集めた。吉田山の中腹にあり、なだらかな階段が続く正参道には春になるとソメイヨシノが咲きほこる。「このあたりはかつて織田信長が城を建てる予定だったと聞いています」と教えてくれたのは禰宜の中山祐太さん。境内の忠春社には眼の病にご利益があるとされる赤木忠春がまつられ、眼病平癒の祈願でも知られる。

京都市左京区吉田下大路町63 TEL:075-771-2700 社務所9時〜17時(参拝自由) 「京大正門前」バス停から徒歩15分。

『クロワッサン』1161号より

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