塩、酒、香りで空間を浄化。暮らしに生かそう!開運習慣。
身近なものを用いて空間も心身も清らかに。特別なときではなくても、ふだんから家を清浄に保つことこそ開運の極意。日々の掃除と併せて習慣にしてみては。
撮影・黒川ひろみ 文・黒澤 彩
【塩】
「玄関と窓際、風が通る2カ所に盛り塩を置いています」と話すのは青木良文さん。
海の成分である塩は、海水と同じように穢れを祓い、清めるもの。盛り塩は玄関のほか、洗面所やトイレなどの水回りにも置いているそう。
「天然塩を使うことが必須。取り替える時期には諸説ありますが、私は基本的に週に一度は替えています」
盛り塩を作ろう。
盛り塩には末広がりを意味する八角錐形と一般的な円錐形があり、専用の塩器を使えば、八角錐形も簡単にできる。こちらは国産ヒノキの器。
器の3分の1くらいまで塩を入れ、指で押し込む。
器いっぱいに塩を詰めて、ヘラなどで平らにする。
皿を器にのせ、逆さに返して、塩が崩れないよう器をそっと外せばできあがり。
【酒】
神様にお上げしたお酒(御神酒(おみき))は、飲む以外にどう使えば?
「お酒を飲まない人なら料理に使ったり、お風呂に入れたりしてもいいと思います」と大浦春堂さん。
「私はバケツの水に少し御神酒を加えて掃除に使うこともあります。無駄にせず、神様のお下がりをありがたくいただくという気持ちを大切にしたいですね」
【香】
ホワイトセージなどの植物や、お香を焚くことで室内の空気を清浄に。心が安らぐ好みの香りを選ぼう。
「朝起きたら窓を開けて部屋の空気を入れ替えつつ、香炉でお線香を焚いて香りを楽しみます。オリジナルのお線香を頒布しているお寺もあり、気に入った香りのものは参拝するたびに買ってくるようにしています」(大浦さん)
『クロワッサン』1060号より