「虚弱体質から風邪もひかない体に」、ライター若山あやさんのスーパーフードの取り入れ方。
撮影・三東サイ 中島慶子(ポートレイト) 文・斎藤理子
スーパーフードを取り入れてから、風邪をひかなくなりました。
取材で出会ったモデルたちがスーパーフードを取り入れていることを知り、興味を持ったという若山あやさん。知識を得ようと日本スーパーフード協会で勉強して資格を取得。
「全然知らない食材の世界だったので、すごく面白くてのめり込みました。食べたこともないような食材に、こんなにも栄養があるんだという驚きも大きかったですね」
寝不足が続いて免疫が落ちていると思ったらスピルリナ。タンパク質が足りてないなと感じたらヘンプシード。風邪気味だったら生蜂蜜。いろいろ試していくうち、その日に自分に足りない栄養素が何かわかってくるという。体調は確実に良くなったそう。
「虚弱体質で1年に5、6回は風邪をひいていたんですけど、今ではまったくかからなくなりました」
植物性タンパク質やミネラルが豊富なヘンプシード。 おにぎりに、青菜と混ぜればバランス良し。
ヘンプシードとは麻の種子のこと。オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸が1:4という理想的なバランスで含まれていて、ミネラルや植物性タンパクも豊富。そのまま食べられるので、タンパク質が足りない時に胡麻感覚でサラダにかけたりおにぎりに混ぜたりすれば栄養バランスがとれる。
「おにぎりでタンパク質が摂れるので、愛用しています。青菜などの野菜も加えれば、手軽に食べられる完全食になりますよ」
甘味が欲しくなったら、デーツが大活躍。
「あんこが好きなんですが、市販のものは白砂糖たっぷりでハイカロリー。自然な甘味で落ち着く味わいのデーツを砂糖代わりにしています」。
小豆を圧力鍋で柔らかく煮て、細かく刻んだデーツを混ぜるだけでおいしいお汁粉に。煮詰めていけばあんこになる。
「デーツは食物繊維、鉄分、カリウムが豊富なので、ドライフルーツとしてそのまま食べたり、ちぎってヨーグルトに入れたりもします」
オーツ麦を一晩ヨーグルトに漬けたオーバーナイトオーツが朝食。
オーツ麦大さじ3〜5杯にヨーグルトやアーモンドミルクを入れて一晩置き、翌朝の食事に。
若山さんはこれに必ずバナナやイチゴ、ブルーベリーなどたっぷりのフルーツときなこをかける。ナッツを加えることも。一晩置くことで、オーツ麦が柔らかく、食べやすくなる。
「食物繊維が豊富で低糖質、グルテンフリーで満足感もあるので朝食にはぴったり。アサイーを混ぜたりもします。デーツ入りあんこも合うんです。これを続けていると便秘知らずになりますよ」
ひと匙の生蜂蜜が喉の痛みに効果抜群。
加熱をしていない生蜂蜜は殺菌力抜群。風邪をひきそうな時には、ひと匙の生蜂蜜を。「有機酸のグルコン酸が腸に直接届く唯一の食品で、腸内環境を整えてくれる効果も期待できます」
『クロワッサン』1051号より