エキスパートの愛葉香さんに聞く、スーパーフードの手軽な取り入れ方。
撮影・三東サイ 中島慶子(ポートレイト) 文・斎藤理子
毎日心地よく続けることが大切。体調が良くなるのを実感します。
インドネシアでデング熱にかかった経験がある愛葉香さん。その回復期に勧められたノニやグアバの生搾りジュースが効果抜群だったそう。
「現地の人が気軽に飲んでいる栄養ドリンクが、スーパーフードだったんです。その体験から、食べ物で体を整える大切さに気がつきました」
スーパーフードは毎日摂り続けないと効果が体感できないと愛葉さん。続けるためには、手軽に摂取しやすいサプリメントも利用している。
「100%ナチュラルでオーガニックなもの。体に負担がなく安心なので、心地よく続けられるんです」
ティーインストラクターでもある愛葉さんは、飲む時間や体調に合わせて様々なお茶をブレンドして飲むそう。
「栄養がバランス良く含まれているモリンガを、緑茶に混ぜて飲むとおいしいのでおすすめですよ」
子どもにも人気の野菜ロール。 高い栄養価を手軽にパクッと!
「スーパーフードはいろいろな料理に取り入れています。アボカドやブロッコリースーパースプラウトは野菜ロールにするととてもおいしく、子どもたちにも大人気」。
アルファルファをごはんに見立て、ブロッコリースーパースプラウトや大根とニンジンの千切り、大葉、きゅうり、パプリカと一緒に海苔巻きに。最後にもろみを塗って海苔を留める。もろみがソース代わりになりちょうどよい味わいに。胡麻ペーストをつけても。スーパーフードが一度に摂れる一品。
手軽に摂るならお茶がいちばん。 日々の調子に合わせてブレンド。
毎日多種多様なお茶を飲んでいる愛葉さん。
「朝はデトックス作用がありむくみを取る黒豆茶やルイボス茶、コーン茶。昼は緑茶や紅茶。食後はプーアル茶や烏龍茶、夜はよもぎ茶を飲んでいます。朝と寝る前はカフェインのないお茶です」。
食事や飲むタイミング、体調に合わせてブレンドしたりもする。
「桑茶にミントやレモングラスを合わせたり、モリンガや桑茶を緑茶とブレンドしたり。よもぎ茶やびわ茶など、野草茶はまさに飲むスーパーフードです」
毎日続けるにはサプリメントも。 オーガニックなら安心。
スーパーフードは続けることが大切だから、サプリメントも活用。
「スピルリナやマカ、オメガ3脂肪酸は100%天然由来のサプリメントで摂っています。スピルリナは藻類で、必須アミノ酸やタンパク質、ミネラルやビタミン類が豊富です。ビタミンCはカムカムやバオバブで。液体なので炭酸で割って飲んだりしています」。
ノニはトマトジュースに入れるとえぐみが消えて飲みやすくなり、安眠できるそう。
海外の書籍からスーパーフードの知識を。
愛葉さんの本棚には、スーパーフード関連の書籍がたくさん並ぶ。デザインも美しい書籍の数々は、スーパーフードレシピの宝庫。ここから日々の料理のアイデアを得ることも多い。
『クロワッサン』1051号より