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歩けるカラダのために、太もも裏の筋肉のストレッチ。

スポーツ&サイエンス代表の坂詰真二さんに教わるストレッチ。短時間でも毎日続けることがやわらかさの底上げに。基本のストレッチを種目ごとに紹介します。

撮影・黒川ひろみ ヘアメイク・武田尚子(MÉLANGE) スタイリング・春原久子 文・石飛カノ モデル・くらさわかずえ

お尻とセットで硬くなりがちなのが、太ももの裏の筋肉。

お尻と太もも裏の筋肉が縮むと、骨盤は後ろに引っ張られて傾きます。すると、股関節(こかんせつ)の動きが制限されてチョコチョコ歩きに。年齢を重ねるにつれ、いつの間にか歩幅が狭くなってしまう原因が、これ。

立った姿勢、または座った姿勢で前屈をしながら手を前にのばしたとき、手と床、手と足のつま先の距離があまりにも離れている場合、太もも裏の筋肉がカチカチになっている可能性が大。

リラックスした仰向け姿勢で脚を高く引き上げるストレッチで、太もも裏を十分にのばしましょう。ただし、くれぐれも痛みのない範囲で。

太もも裏の筋肉をしっかりのばして、颯爽と歩きましょう。

歩けるカラダのために、太もも裏の筋肉のストレッチ。

(A)足首は曲げずにのばした状態で。

(B)片脚のすねを左右の手で持つ。

(C)反対側の脚はまっすぐ伸ばす。

歩けるカラダのために、太もも裏の筋肉のストレッチ。

(A)手を足首に滑らせ脚を引き上げる。

(B)膝は軽く曲げた状態でOK。

(C)太もも裏全体が気持ちよくのびる。

歩けるカラダのために、太もも裏の筋肉のストレッチ。

NG!

歩けるカラダのために、太もも裏の筋肉のストレッチ。

「足首を曲げるとふくらはぎのストレッチになります!」(坂詰さん)

(椅子に座ったままで行うストレッチ)

歩けるカラダのために、太もも裏の筋肉のストレッチ。

(A)左右の手は脚の付け根に置く。

(B)片脚をのばし、つま先は前に向ける。

(C)椅子の座面に浅く腰掛ける。

歩けるカラダのために、太もも裏の筋肉のストレッチ。

(A)手を膝まで滑らせ上体を前傾させる。

(B)太もも裏の筋肉がのびる。

  • 坂詰真二

    監修

    坂詰真二 さん (さかづめ・しんじ)

    スポーツ&サイエンス代表

    1966年生まれ。横浜市立大学文理学部卒。アスリートへの指導のほか、各年代に応じた筋トレやストレッチなどをさまざまな媒体で紹介。

『Dr.クロワッサン 何歳からでもカラダはやわらかくなる!』(2019年1月5日発行)より。

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