旨みと栄養を閉じ込めた干し野菜の作り方と極上レシピ。
手軽に作れて、使い道は無限大。和・洋・中のジャンルを問わない、干し野菜ならではの極上レシピを紹介します。
撮影・黒川ひろみ 文・嶌 陽子
「干し野菜は作るのも料理するのも、実はすごく簡単なんです」
そう話すのは、乾物のさまざまな楽しみ方を提案しているユニット〈DRY and PEACE〉のサカイ優佳子さんと田平恵美さん。干す野菜はきのこ類からレタスまで、実に多様だ。
「干し野菜の作り方は、基本的に切って干すだけ。料理中に野菜が少し余ったら冷蔵庫に戻さず、ついでに切ってしまうのがおすすめです。重ならないように干しざるや干し網などに並べ、風通しのよい場所でおよそ1週間。天気のいい日に干し始め、最初に一気に乾かすのがコツです」
調理の際には包丁いらず。水で戻す必要がない料理も多く、時短にもなる。
「和洋中、エスニックなど、どんな料理にも合います。食材のひとつとして気軽に取り入れてほしいですね」
保存がきくため、食材ロスを防げる。戻し汁ごと料理に使えば栄養も無駄にならず、何よりおいしい。干すことで生まれる野菜の旨みと食感を堪能しよう。
干し野菜の作り方
●切って干す
ほとんどの野菜
●アクを抜いて干す
なす、ごぼう、れんこんなど
●湯通しして干す
白菜、小松菜、レタスなど
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