今回、遼河さんに平澤さんが提案したのは3つのスタイル。
「仕立てのいい鮮やかな色のシャツで着こなすパンツスタイル。ワンピース感覚で、格好いい女らしさを演出できる黒のオールインワン。そして、大胆な柄の組み合わせです」(平澤さん)
最初に着たオレンジのシャツとベージュのパンツは、平澤さんが遼河さんに何度も伝えた〝サイズ感〟がポイント。
「ボディラインにきちんと合う服を選ぶことで、美しい立ち姿がより印象的になりますよ」(平澤さん)
「シャツをパンツに入れるから、腰回りが強調されるのに、このデザインだと張っている腰骨が目立たず、全体的にスッキリ見えますね」(遼河さん)
続いては、トレンドを少し取り入れた、モダンな印象のオールインワン。
「胸の開きが深くシャープで、ポケットの位置やウエストの切り替えなど、さりげなく凝ったデザインですね。今の気分にぴったりです」(遼河さん)
「ハリのある素材を選ぶのも、大人な着こなしには重要なことです。中に合わせたブラウスもシャキッとしたハリ感があるので、カジュアルすぎず、エレガントに見えます」(平澤さん)
ストライプシャツ2万9000円、パンツ3万2000円(共にマレー ラ/三喜商事)
最後に試したのは、ストライプシャツと、艶やかな花や鳥の柄のパンツという、柄と柄の組み合わせ。
「自分ではここまで派手な柄の組み合わせはしたことがないので、すごく楽しく着ることができました」(遼河さん)
「パンツもシャツも素材にハリ感があって、ラインはストレートなので甘くなりすぎず、遼河さんにぴったりの着こなしになると思います。これくらいの柄合わせを、普段にも挑戦していただきたいです。存在感があるから着こなせるんです。着ている人の精神が大切ですからね」(平澤さん)
「服に着せられているようではダメですよね。〝自分が着る〟ことを心がけないと。今日試したスタイリングは着るとどれも背筋が伸びて、すごく心地いいものばかりでした。自分に合う服の条件が、わかった気がします」(遼河さん)