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石田純一さんインタビュー 2度の離婚と恋の遍歴で理想の“家庭内恋愛”を見つけた。

  • 撮影・黒澤義教 スタイリング・中西ナオ ヘア&メイク・せきさゆり 文・大澤千穂

「結婚は生活」だけれど家庭内にも恋愛はあっていい。

芸能界での地位、家庭、財産。騒動で失ったものは数えきれない。そんな状況の中でも前向きに進むのが石田純一流。いじられても批判されても、決して折れない。素足に革靴など、トレードマーク的な装いが注目されることも多いが「それが特徴になるなら、自分も面白がってみよう」。そうして目立つことを逆手にとって、強みに変えてしまうポジティブさ、しなやかさこそが石田さんの魅力であり、いつまでも輝きを失わない理由だ。

「いわば、ストレスや逆風こそが僕の個性の発露になる。もちろん不倫騒動に関して僕の行いが正しかったとは、微塵も考えていません。でも自分らしかったとは思う。そして誤解を恐れずに言えば……僕は楽しかった。周りを傷つけ、自分も苦しみました。結婚という形ではないにしろ、あれも一つの愛だった。だからその後の苦労もひっくるめて、すべてが楽しかったと今は言えます。最近は世間の勢いで“元祖不倫”と称されることもありますが、それはさすがに違う。不倫なんてはるか昔からあるもの(笑)。でもあの騒動がないまま右肩上がりの人生が続いたら、もしかしたら不遜で尊大な人間になってしまったかもしれません」

そう言って肩をすくめる。身をもって経験に学び、その先を歩む。反省から得た教訓は今、理子さんとの子育てにもおおいに生きている。
「僕も理子も、子どもがやりたいことは何でもやらせるし、徹底的に付き合います。大人の目から見て間違っていることも、必ず一度は本人の好きにさせてみる。『テーブルに上ったらダメ』などと禁止するのは簡単ですが、人生には自分で経験しなくちゃわからないことが多いですよね。そうやって子どもにとことん付き合うには忍耐力も体力も必要ですが、根本の子育てへの考え方が、僕ら夫婦は一致している。そもそも、理子も僕もタフなんです」

前妻との間に生まれた長女・すみれさんの一言も、石田さんの子育て道を後押ししてくれている。
「すみれに『今度はちゃんとパパやってね』って言われて、耳が痛いですよ。彼女が幼かった時は忙しく、なかなか会う時間も作れなかったから。すみれを含め子どもたちに、僕は過大なことを望んでいません。本人が幸せで元気であれば、それでいい」
しみじみと語る姿は、まさに父親の顔。今は妊娠中の理子さんをサポートしつつ、ほぼ毎日、長男・理汰郎君の学校への送り迎え。「63歳にして、一番子育てしている」日々だ。そんな子育ての只中にあっても、やはり男女としての意識は忘れていない。
「もちろん夫婦の間で温度差はありますよ。出会った頃の理子は甘え上手で、いつも語尾にハートマークが付いていたけど、最近は子育てにかかりきり。僕にはまあまあ冷たいな(笑)。でもさっき言ったように男女の関係は、うつりゆくもの。端折れるところは端折るけど、肝心なところはていねいに異性として接する。大人の“家庭内恋愛”は、そのくらいがちょうどいい」

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