アロマセラピーで使われるのは、植物の中にある芳香成分だけを抽出した精油。リラックス目的で楽しんでいる人が多いけれど、精油の力は実はパワフルで、脳にダイレクトに影響する。
「視覚、触覚、聴覚、嗅覚、味覚の五感の中でも、嗅覚の刺激は脳へ伝わる速度が一番早いんです。脳は心身の変化を司る司令塔。ですから、香りを嗅ぐことで感情が変化するだけでなく、自律神経が整ったり、ホルモン分泌が調整されるなど体調も変化します」
と、アロマセラピストの小野江里子さん。最近、小野さんが気になるのが精神的な不調を抱えている女性の多さ。
「ストレス過多が影響していると思いますが、特に女性はホルモンバランスの乱れでそれが顕著に。感情の浮き沈みややる気が出ないなどの悩みを抱えている人が多いようです」
ただ、そのような精神的な不調を抱えている人も、2つのタイプに分かれるという。
「ひとつは身体への影響が大きいプチ鬱タイプ。そして、感情への影響が激しく、喜怒哀楽の制御が難しい情緒不安定タイプです。まずは下のチェックリストで、自分がどちらのタイプに該当するか確認してください」