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ドレッシングやソースにも。
アンチョビ活用レシピ。

「よく、アンチョビはパスタぐらいしか使い道がわからなくて、買っても余らせてしまう……という話を聞くんですが、もったいないですね〜。使い道、たくさんありますよ」と暮らし家の塩山奈央さん。

「細かく刻んだり、油に通して崩したりすると、いろいろな食材にマッチします。炒め物にするなら、今回紹介したブロッコリーのほかにも、蓮根や、きのこなどは抜群に美味しくなります。ドレッシングも簡単に作れて保存が利くのでおすすめ」

アンチョビが効いた、簡単レシピを教えていただきました。

 

鶏もも肉のトマト煮アンチョビ風味
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材料(4〜5人分)
鶏もも肉500g、玉ねぎ100g、アンチョビ20g(5~6枚)、にんにく1かけ、トマト缶1缶(約400g)、塩適量、オリーブオイル適量、塩麹(なければ塩)適量
作り方
1.鶏もも肉の表面に塩を振り、フライパンに皮側を下にして置く。中火にかけて鶏肉の油を出し、こんがりするまで焼く。反対側はサッと焼く(中まで火が通っていなくてもよい)。
2. 1の粗熱が取れたら食べやすい大きさに切る。
3.にんにくは粗みじん切り、玉ねぎは繊維に沿ってスライスする。
4.鍋にオリーブオイルとにんにくを入れて中火にかける。香りがたったらアンチョビを加え、アンチョビが溶け崩れたら玉ねぎを加えしんなりするまで炒める。
5. 4にトマト缶を加えて少し煮詰め、2を加えて火が通るくらいに煮込む。塩麹または塩で味を調える。

 

アンチョビときのこの炊き込みご飯
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材料(4〜5人分)
アンチョビ20g(5~6枚)、きのこ150g、米2合(300g)、塩麹小さじ2(または塩適量)、水300~360㎖、オリーブオイル適量
作り方
1.きのこは食べやすい大きさにする(しめじなら細かくほぐし、椎茸やマッシュルームは薄切りに)。
2.鍋にオリーブオイル、アンチョビを入れて火にかけ、アンチョビが溶け崩れたら、きのこを加え、しんなりするまで炒める。
アンチョビときのこは合わせて先に炒めておく。米、水の分量は好みで調節して

アンチョビときのこは合わせて先に炒めておく。米、水の分量は好みで調節して



3. 2に米を入れて全体を炒め合わせたら火を止め、水(固めが好きなら300㎖)、塩麹を加えて混ぜ合わせ、蓋をして30分以上置く。
4.強火にかけて沸騰したら弱火にし、10分炊いたら火を止め、10分蒸らして全体をよく混ぜ返す。※4は炊飯器でも可。

 

和風アンチョビドレッシングのサラダ
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材料(作りやすい量)
 アンチョビ6g(1~2枚)、にんにくスライス少々、醤油大さじ½、米酢大さじ1、ごま油大さじ1、ベビーリーフや小松菜など適量

作り方
1.小さな乳鉢などがあれば、葉野菜以外の材料全てを入れて潰すように混ぜ合わせる。ない場合、にんにくはすりおろし、アンチョビは包丁で細かく叩いてから混ぜ合わせる。
2.ベビーリーフ等と合わせる。

 
 
 

◎塩山奈央さん 暮らし家/栃木県出身。食べ物・縫いものを通じて心地いい暮らしを提案している。エッセイなどの執筆業も。著書に『発酵食をはじめよう』(文藝春秋)など。

クロワッサン905号『発酵の力を活かす、新しい味わい』(2015年7月5日号)より

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