中井美穂さんが北の大地へ。「六花の森」で季節の花々を愛でる。
短くも美しい季節を迎えた、北海道の十勝。その地に縁を得て、足しげく通うのがアナウンサーの中井美穂さん。十勝の尽きない魅力とその楽しみ方を案内してもらった。
撮影・青木和義 ヘア&メイク・高松由佳
十勝の自然を体現する森。この先もずっと生き続けるんですね。
この「六花の森」は帯広に本社を置く菓子製造会社「六花亭」が2007年にオープンした施設。小川が流れ、花が咲く10ヘクタールに及ぶ敷地内には、お土産の定番「マルセイバターサンド」の工場があり、どこからともなく甘いバター菓子の香りが漂う。ところどころにある美術館などの建物やアートは、静かに森と調和し、十勝六花と呼ばれる6種の花々をはじめ、森に植えられた草花たちは日々育ち続けている。
「森の“完成”は永遠にないと聞きました。そもそも何百年先も生き続ける森を想定するというのがすごい。地域にねざす場所を作るって、そういうことなのかと思います」
森に佇む「六’café」でひと休み。ここでしか味わえない美味も。
中井美穂(なかい・みほ)さん●アナウンサー。9月27日からの『世界陸上 ドーハ』で、俳優の織田裕二さんとともにキャスターを務める。『宝塚・カフェブレイク』(TOK YO MX)の司会、読売演劇大賞選考委員も。
『クロワッサン』1000号より
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