くらし

【東京會舘丸の内本舘】世代を超えて愛される料理で、特別な時間を過ごす。

銀座から日比谷、丸の内、日本橋、そして豊洲まで。大人の粋や品が感じられるこの界隈が、近頃ますます活気づいている。名付けて“大銀座”。
ニューオープンやリニューアルした施設、新緑を満喫できるレストラン、新しい東京の台所など、とびきりの新発見をお届けしましょう。
  • 撮影・谷 尚樹 文・嶌 陽子  資料提供・AFLO

東京會舘 丸の内本舘
東京都千代田区丸の内3-2-1 TEL:03-3215-2111(代表)/TEL:050-3134-4890(予約専用) https://www.kaikan.co.jp/

1922年以来の長い歴史を持つ東京會舘。今年1月、建物を含めた全面リニューアルをしたばかり。何世代にもわたって多くの人々を魅了してきた料理は、リニューアル後さらに進化を遂げた。創業時からの伝統を引き継ぎながら現代に合わせてアレンジしたメニューや、新たに加わった店。一流の料理人たちが生み出す味は、どれもが忘れがたい時間をもたらしてくれるはず。「ここの料理は本当においしい!」。訪れた人は誰もがそう口を揃える。

スイーツ&ギフト

長年のファンを持つ半生タイプのプティフール(14個入り2,200円)。
ひょうたんシュークリーム(888円)は外側のクッキー生地がさくさく。

1F 営業時間:10時〜20時 無休

レストラン プルニエ

「舌平目の洋酒蒸 ボンファム」5,700円(ハーフサイズ3,700円)。別添えの平打ちパスタにぜひソースを絡めて。

老舗フレンチに新たな息吹が加わって。

1934年に誕生した魚介フレンチのレストラン。リニューアルにあたり、フランスの三つ星レストランで腕をふるってきた松本浩之シェフを迎え、伝統とモダンを融合させた。誕生以来のスペシャリテ「舌平目の洋酒蒸 ボンファム」も、松本シェフの手により、いっそう軽やかでエレガントに。深みがありながら、しつこくないソースは唯一無二の味わい。

1F 営業時間:ランチ11時30分~14時30分L.O.、ディナー17時30分~21時30分L.O.(土・日曜、祝日~20時30分L.O.) 定休日:月曜

ロッシニテラス

「ローストビーフプレート」(200g)3,300円。グレービーソースのほか、別添えでレフォール(西洋ワサビ)のソースも。
「グリル野菜カレー」2,400円。12種類の薬味と共に。ビーツの酢漬けやチーズ、卵などバラエティ豊か。

開放的な空間で、ローストビーフやカレーを味わう。

軽食をはじめ、お茶やスイーツなども揃い、どの時間帯でも利用できるオールデイダイニング。ここでも名物の味を堪能したい。分厚さに驚くローストビーフはジューシーで肉の旨みが凝縮されている。完成までに3日かかるというカレーは、どこか懐かしさも感じる王道の味。皇居を望める窓際の席もあり、明るい空間で気軽に食事を楽しめる。

1F 営業時間:10時~21時30分L.O.(ドリンクは22時L.O.)、土・日曜、祝日10時~21時L.O.(ドリンクは21時30分L.O.) 無休

TOKYO KAIKAN 會(かい)

4月末までのランチコース“桜尽くし”(7,000円)より、「昆布で包んだ桜鱒の味噌焼き」。昆布の旨みが魚に伝わる。
“桜尽くし”コースより、「和牛サーロイン100g 桜塩を添えて」。風味豊かな桜塩が肉のおいしさを引き立てる。

フレンチのテイストも加わった、新感覚の鉄板焼き。

リニューアルを機に登場したのがこちらの鉄板焼きの店。西洋ワサビと味噌を合わせたソースや、桜鱒を昆布で包んで焼いたもの、上質な素材を焼くだけにとどまらず、和とフレンチ両方のテイストを取り入れた、創意工夫あふれる料理はどれも印象に残る。椅子や食器など、細部にまでこだわり抜いた空間も魅力。目の前で腕をふるうシェフとの会話も楽しい。

B1F 営業時間:ランチ11時30分~14時30分L.O.、ディナー17時30分~21時30分L.O.(土・日曜、祝日~20時30分L.O.) 無休

『クロワッサン』995号より

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※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。

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