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モノが多くても居心地がいい、福田晴美さんの部屋の決まりとは?

すっきり快適な空間づくりにはモノを減らすことが必須……とは限りません! 好きなものに囲まれた快適な暮らし、それを実現している2人に秘訣を教えてもらいました。

撮影・中垣美沙、大澤千穂

【リビング】穏やかな色合いの布とお気に入りのものが作る、くつろぎの場。

【ルール1】本や雑誌も しまわず、 無造作に 積み上げて。

調べもの用の本は、リビング脇に潔く積むだけ。「よく手に取るものが自然と上にくるので不便はないです。こういう緩やかな収納は、自分らしく暮らすパリの人の部屋から学んだ部分かもしれませんね」
調べもの用の本は、リビング脇に潔く積むだけ。「よく手に取るものが自然と上にくるので不便はないです。こういう緩やかな収納は、自分らしく暮らすパリの人の部屋から学んだ部分かもしれませんね」

【ルール2】同じ色調で室内のファブリックを統一する。

窓にはカーテン代わりにフランスで買った布を、クリップで留めて吊るす。「開け閉めしなくても自然な光が入るので、一日じゅう快適です」。ソファカバーも同系色ながら風合いの異なる布で深みのある趣に。
窓にはカーテン代わりにフランスで買った布を、クリップで留めて吊るす。「開け閉めしなくても自然な光が入るので、一日じゅう快適です」。ソファカバーも同系色ながら風合いの異なる布で深みのある趣に。

【ルール3】ナチュラルな雰囲気になじむよう、 家電にはカバーを。

テレビを観ない時は後ろのカーテンと同系色の布でカバーし、黒い画面の強すぎる存在感を隠す。台所でもオーブンの上にお気に入りのカゴを重ねるなどして、家電が風景から浮かないように工夫している。
テレビを観ない時は後ろのカーテンと同系色の布でカバーし、黒い画面の強すぎる存在感を隠す。台所でもオーブンの上にお気に入りのカゴを重ねるなどして、家電が風景から浮かないように工夫している。

【ルール4】お気に入りのものは 扉のない板の上に飾りながら。

好きな熊グッズが並ぶ棚は、板とブロックを重ねた自作。模様替えの時にはさっと解体できる。下段には大皿を重ねて収納しているが、扉がないのではみ出しても大丈夫。壁には仕事の資料をコラージュ。
好きな熊グッズが並ぶ棚は、板とブロックを重ねた自作。模様替えの時にはさっと解体できる。下段には大皿を重ねて収納しているが、扉がないのではみ出しても大丈夫。壁には仕事の資料をコラージュ。
モノが多くても居心地がいい、福田晴美さんの部屋の決まりとは?

福田春美(ふくだ・はるみ)●ブランディングディレクター。2006年、自身のブランドを設立し、渡仏。帰国後は数々のショップの立ち上げに参画。北海道「メムアースホテル」ほか、ホテルのブランディングも。

『クロワッサン』994号より

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