くらし

【シンプルライフ研究家のマキさんに教わる】“きちんと丁寧”に憧れはあるけれど。がんばらない家事のコツ。

ひとりでがんばっても限界がある、掃除や片づけ。夫や子どもたちと生活のルールを決めて協力を求め、心身が軽くなったマキさんが5つの極意を披露!
  • 撮影・柳原久子 文・室田元美

〈我が家のルール〉できることを少しずつ任せて。子どもたちも成長します。

慌ただしい朝から解放されて、ゆったりと家族でテーブルを囲む。食べ終わったら、お皿は各自でキッチンへ。

余分なものは持たない、家事も余計なことはしない、そのぶん生まれた時間やお金は、家族にとって価値あることに使いたい……と、シンプルライフ研究家のマキさん。忙しい毎日を快適に過ごすために、10歳の長女、6歳の次女には「できるだけ自分のことは自分で」と任せるようにしている。

「それだけで、ずいぶん違うんですよ。『ママ、あれはどこ?』『きょう、何着ていけばいいの?』と、娘たちからこれまではよく頼られていた。ちょっとしたことでも、朝、忙しいときに聞かれると身体よりココ(と脳を指さして)が持っていかれてしまうんですね。やりかけていたことを中断しなくちゃいけない。もう、巻き込まれるのがイヤすぎて(笑)。できるだけノータッチで、と決めたんです」

自分の着ていく服や持ち物の置き場所を決めておき、各自が選んで身につけることにした。おかげで「どこにあるの?」がなくなった。

おもちゃや文房具も、使ったあとは自分で元の場所に片づけるのがルール。おもちゃが部屋にあふれることはない。収納場所を決めてまとめておけば持っているものを把握でき、同じようなものを必要以上に買うムダもなくせる。

できることを子どもたちに任せ、習慣化していったことで、何も考えられなかったマキさんの朝もスムーズに回るようになった。

「うちのやり方がベストな方法かどうかわからないけど。手伝ってくれる子どもたちの成長も楽しみですし、いちいち尋ねられて手を止めることもなくなり、私は毎日大助かりです」

いつも椅子にかけてあるマイバッグから、文房具を取り出す次女。遊び終わったらまた元に戻す。
「何着て行こうかなあ〜」。ハンガーを手に、悩みながらコーディネートを楽しんでいる長女。
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