【おからチゲ・おつまみ小鍋】京都の知恵と工夫を、小鍋にぎゅっと、閉じ込めて。
京都の底冷えする冬に鍋料理は欠かせない。当地ならではの食材を使い、簡単でおいしい小鍋を提案してもらった。
撮影・青木和義 文・大澤はつ江
[おつまみ小鍋]お酒のあてにも最適。いろいろな種類を並べてつまみたい。
おからチゲ
●小平さんから一言●
韓国で食べたチゲをアレンジ。豆乳の変化も楽しみのひとつ。
おからの舌触りと豆乳の滑らかさ。シメにうどんを入れてもいい。
【材料(作りやすい分量)】
豚肉こま切れ50g、キムチ100g、おから50g、絹ごし豆腐60g、九条ねぎ適量、だし300ml、味噌大さじ1、豆乳50ml
【作り方】
1. 鍋にだしを入れ、蓋をして火にかける。温まったら豚肉、キムチ、おからを加えて混ぜ、スプーンなどですくった豆腐を加えてひと煮立ちさせる。
2. 火を一度止め、味噌を溶き入れる。
3. 再び火にかけ豆乳を注ぎ、沸騰寸前で止める。斜めに切った九条ねぎを散らす。
※だしは、昆布と鰹で引いた合わせだしを使用しています。
小平泰子(こひら・やすこ)●料理家。おばんざいの知恵や始末の心を取り入れた料理が人気。京都と東京で「小平泰子料理教室」を主宰する。
『クロワッサン』988号より