常にお金の心配をしていたり、もっと収入があればと願望ばかり募らせるのは、金運に見放される考え方。
「お金は不浄のもので、大金を持つのが悪いことのように考える人ほど、実はお金の不安を抱えています。また、不幸をお金のせいにしてもいけません。お金はエネルギー。他の運気と同様、滞らせずに回し続け、流れを作ることで自然と金運も上がっていくのです」(古神道数秘術研究家・中井耀香さん)
さらにその使い方も重要、と風水心理カウンセラーの谷口令さん。
「自分が心から望むこと、人が喜ぶことに使おうとすれば、必要なところにお金は流れてきます。運は幸せを運んできてくれますが、人の感覚とも似ています。愚痴ばかり言うような“陰”の気が強い人より、人生を楽しんでいたり、一生懸命生きている“陽”の気を持つ人のところに人が集まるように、運も集まってくるのです」(谷口さん)
お金と上手に付き合いたいなら、お札を人格化し、日々丁寧に扱い、感謝の気持ちを持って接すること。
「お金にも心があると考えたら、きれいでのびのびと過ごせる財布や、丁寧に扱ってくれた持ち主のことをちゃんと覚えてくれるはず。出ていったお金も、巡り巡って自分の財布に戻ってくると考えましょう。実際お金に恵まれている人は、財布や中に入れるお金の扱い方に自分なりのルールを持ち、丁寧に扱っています」(中井さん)
財布を、家の玄関と同様に捉えてほしい、とは谷口さん。
「どちらも縁や運を招き入れる場所。常にきれいで明るい状態をキープすることが開運につながります」(谷口さん)
財布だけでなく、自分の持ち物、周りの空間すべてが運をもたらす。
「神社を思い浮かべればわかるとおり、神様が好むのは清潔感や穏やかさと落ち着きがある場所です。あなたが持つもの、過ごしている場所をそれらで満たしましょう」(谷口さん)
そこで今回は、金運が上がる財布とお金の扱い方、風水のアイデアを紹介。まずは古くなった財布を買い替え、運が上がる方法を実践していこう。