くらし

金運にまつわる4つの基本の心得を実践してみよう。

節約習慣だけでなく、身につけたいのが金運に恵まれる古来の知恵。実践する価値あり。
  • 撮影・津留崎徹花 スタイリング・白男川清美 撮影協力・AWABEES TITLES 文・板倉ミキコ

常にお金の心配をしていたり、もっと収入があればと願望ばかり募らせるのは、金運に見放される考え方。

「お金は不浄のもので、大金を持つのが悪いことのように考える人ほど、実はお金の不安を抱えています。また、不幸をお金のせいにしてもいけません。お金はエネルギー。他の運気と同様、滞らせずに回し続け、流れを作ることで自然と金運も上がっていくのです」(古神道数秘術研究家・中井耀香さん)

さらにその使い方も重要、と風水心理カウンセラーの谷口令さん。

「自分が心から望むこと、人が喜ぶことに使おうとすれば、必要なところにお金は流れてきます。運は幸せを運んできてくれますが、人の感覚とも似ています。愚痴ばかり言うような“陰”の気が強い人より、人生を楽しんでいたり、一生懸命生きている“陽”の気を持つ人のところに人が集まるように、運も集まってくるのです」(谷口さん)

お金と上手に付き合いたいなら、お札を人格化し、日々丁寧に扱い、感謝の気持ちを持って接すること。

「お金にも心があると考えたら、きれいでのびのびと過ごせる財布や、丁寧に扱ってくれた持ち主のことをちゃんと覚えてくれるはず。出ていったお金も、巡り巡って自分の財布に戻ってくると考えましょう。実際お金に恵まれている人は、財布や中に入れるお金の扱い方に自分なりのルールを持ち、丁寧に扱っています」(中井さん)

財布を、家の玄関と同様に捉えてほしい、とは谷口さん。

「どちらも縁や運を招き入れる場所。常にきれいで明るい状態をキープすることが開運につながります」(谷口さん)

財布だけでなく、自分の持ち物、周りの空間すべてが運をもたらす。

「神社を思い浮かべればわかるとおり、神様が好むのは清潔感や穏やかさと落ち着きがある場所です。あなたが持つもの、過ごしている場所をそれらで満たしましょう」(谷口さん)

そこで今回は、金運が上がる財布とお金の扱い方、風水のアイデアを紹介。まずは古くなった財布を買い替え、運が上がる方法を実践していこう。

金運にまつわる基本の心得

(1)お金はエネルギー。滞らせずに回すべし。
エネルギーや運は、流動することで活性化されるもの。お金を必要以上に貯めようと流れを滞らせるより、心が動くものに気持ちよく使っていくほうが金運のパワーに恵まれる。

(2)財布は運や縁を集め、生み出す場所。
お金が出入りする財布は、同時に運や縁も運んでくる。お札にゆっくり休んでもらう場所と考え、常に清潔さをキープして。財布は消耗品、汚れたり破損したら新調すること。

(3)お金に対し、感謝の気持ちを持ち、敬意を払う。
お金は使う人の邪気や念を受けやすいものでもあるけれど、きちんと礼を尽くし丁寧に扱えば、ちゃんと浄化されるもの。お金を擬人化し、どう扱われたら喜ぶかを考えて使おう。

(4)目に入るものすべてが運を作ると考える。
運に恵まれる“陽”の気を身につけるには、日々の小さな心がけが大切。特に目から入る映像や口に出す言葉は多大な影響を及ぼすので、“陰”の気をもたらす要素を極力減らして。

(左)谷口 令さん(右)中井耀香さん

谷口 令(たにぐち・れい)●風水心理カウンセラー。風水に心理学をプラスした独自のメソッドを構築。著書に『谷口令の風水インテリア』(主婦の友社)など。https://ameblo.jp/taniguchirei/

中井耀香(なかい・ようか)●古神道数秘術研究家。開運アドバイザー。和暦を使い、日本人に合う開運法を伝授。近著『すごい!縁むすび』(PHP研究所)。https://ameblo.jp/youka81/

『クロワッサン』990号より

この記事が気に入ったらいいね!&フォローしよう

この記事が気に入ったらいいね!&フォローしよう

SHARE

※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。

人気記事ランキング

  • 最新
  • 週間
  • 月間