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松田美智子さんに学ぶ、しいたけ醤油の作り方と4つのアレンジレシピ。

手持ちのものにひと手間加えておくだけで、我が家の味に“育つ”調味料。冷蔵庫にこれらがあると、定番料理もより手早く、おいしくできます。

撮影・荒木大甫 文・板倉ミキコ

《鯖の唐揚げ》脂の乗った鯖をふんわりと揚げる。

松田美智子さんに学ぶ、しいたけ醤油の作り方と4つのアレンジレシピ。

数十分漬け込むだけでしっかり味が入る。鯖の脂が多ければ、時間を若干長めに。漬けた魚は火の通りが早いので揚げ時間が短縮でき、ふんわりと仕上がる。

【材料】
鯖半身、A[しいたけ醤油大さじ1・1/2、酒大さじ2、生姜すりおろし大さじ1]、片栗粉適量、揚げ油適量

【作り方】
1. 鯖は中骨を抜き、3cm幅に切り、合わせたAに15〜30分漬ける。
2. ペーパータオルなどで鯖の水分を押さえ、丁寧に片栗粉をつけて170℃くらいの油で揚げる。

《ごぼう炒め》ごぼうの甘さも感じる、絶妙な味加減に。

松田美智子さんに学ぶ、しいたけ醤油の作り方と4つのアレンジレシピ。

醤油の味は控えめに。ごぼうは、薄さと長さを揃えて丁寧に切ることで、火の通りが均一になり、シャキシャキの食感が損なわれない。

【材料】
ごぼう(30cm)1本、ごま油大さじ1、醤油に漬かった干ししいたけのみじん切り大さじ1、A[煮きりみりん(煮きりみりんのページ参照)大さじ2、酒大さじ3]、しいたけ醤油小さじ1/2

【作り方】
1. ごぼうは皮ごとよく洗い、5cm長さの短冊切りに。
2. フライパンにごま油を熱し、干ししいたけを炒め、ごぼうを加えたらAを入れる。煮汁がなくなったらしいたけ醤油を加え、火を止める。

《蒸し豆腐》仕上げのひと垂らしで、豆腐がごちそうに。

松田美智子さんに学ぶ、しいたけ醤油の作り方と4つのアレンジレシピ。

一度に全量仕上げてもよいが、1人分ずつ丁寧に作ると、醤油の醍醐味ともいえる繊細な香りがふわっと上がり、豆腐の味を引き立てる。

【材料】
木綿豆腐1丁(半分に切る)、A[水1/2カップ、酒大さじ4]、長ねぎ1/4本、しいたけ醤油小さじ2

【作り方】
蒸し豆腐を1人分ずつ作る。
1. 土鍋または小鍋にAの半量を入れ、豆腐の半量を加えて蓋をし、中火で煮立てる。
2. 火を止め、芯を除いて半月の薄切りにしたねぎの半量をのせ、しいたけ醤油の半量をたらす。もう1人分も同様に作る。

松田美智子(まつだ・みちこ)●料理研究家。テーブルコーディネーター、日本雑穀協会理事、女子美術大学講師。近著に『松田美智子料理教室「絶対の定番」丁寧なのに簡単な季節のごはん』(小学館)がある。

『クロワッサン』988号より

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