【リビング・クローゼット編】仲間わけ整理で、かんたん片づけ。
一度片づけられれば、家の中はもう散らからない!? 「もともとが面倒臭がり」と語る整理収納アドバイザー・小西紗代さんの“仲間わけ整理”の極意とは? 実際に自宅を手本にして教えてもらった。
撮影・青木和義
【リビング】寛ぎの空間にとけ込んだ、機能的なワークスペース。
リビングは、家族が寛ぐ空間である一方、収納教室のスタッフや自分が仕事をする場でもある。そのため、壁側には5つの引き出しが備わった細長い机と、作り付けの棚を並べて、ワークスペースとした。必要な文房具や書類は、ここへ一括収納されることに。
また、階段の昇降時に必ず通る2階の廊下は、家族みんなが利用する“集中収納”となっている。薬、電池、テープ類などを1カ所にまとめておくと、必要な時、「あれはどこ?」と聞かれることもない。
リビングの一角のデスクを、ワークスペースとして活用。
壁に向けて作り付けたデスクが、パブリックなワークスペース。自分やスタッフが作業しやすいよう、文具をそれぞれ専用の引き出しにセット。机上には何も置かず、毎日使うパソコンやスキャナーも引き出しの中へ。無機質な液晶画面は右側のファブリックパネルの裏に隠しているので、机の上はすっきりしながらも温かみのある印象。
文具や書類、モバイル関連機器を棚に。
天井まで伸びた作り付けの棚には、家族も使用する文房具や日常使いするものを、わかりやすく仕切って配置。手の届きにくい上段には、日頃使わないもの、中段には出し入れの多いものを。一番下の段には、カゴや仕事で使うバッグを入れている。高さを利用して、取り出す頻度や物のサイズに合わせて収納することも大切。
家族で使うものは集中させて収納を。
キッチンの裏、2階の廊下は、階段昇降時にも通る家の中心部。動線の要となる場所には、家族が共通して使うティッシュ、裁縫箱、市販薬、工具、電池などが仲間わけされ引き出しごとに収納されている。ここを探せば、必要なものは見つかるという安心感がある場所だ。包帯やガーゼの引き出しには、ハサミも一緒に入れて。