くらし

【行ってよかった】フェルメール展2018!

クロワッサンのメンバーが行ってよかった場所やイベントなどをお伝えするオンライン企画。初回はクロワッサン編集長による『フェルメール展』鑑賞レポート。全作品の1/4が東京にやってきたこの秋最も話題のアート展です!

本日2018年10月10日はクロワッサン983号「知れば知るほど、名画は楽しい。」特集の発売日です。

遡ること5日前、10月5日から東京/上野公園内、上野の森美術館で始まっている「フェルメール展」に行ってきた様子をお伝えします。いや〜本当に「行ってよかった」という言葉がぴったり! な時間でした。

今回の展覧会、入場日時指定予約制のため、何時間も並ぶようなことにはならないという試みが話題ですね。

到着時間によっては多少並ぶ必要があるという噂ですが(そのため区切られている入場時間の後半に行ったほうが並ぶ時間が少なくなるという裏情報も。退出時間は特に決まっていませんし)、待つ間にワクワク感も高まるというもの。実際、我々がお邪魔した内覧会も受付に行列しましたが、上野の森美術館は名前の通り公園の森の中にあり、待つ間も木々の木漏れ陽を感じたり、秋の爽やかな風に包まれて、高揚感が増しました。

入場したら全員、小冊子とイヤホンガイドを手渡されます。通常の美術展に比べてややお高めの入場料ですが、これらが含まれていると思うと、むしろ良心価格かも、なんて思ったり。耳にイヤホンをセットしたら、まず2階の展示室へ。こちらにはフェルメールとほぼ同時代のオランダ画家の絵画が展示されています。展示室ごとに異なる壁の色も印象的で、なんだかモダン。いくつかの作品にはイヤホンガイドの番号が明示されているのでその番号のボタンを押すと、女優・石原さとみさんの穏やかな声でのガイドと、作品解説が流れてきます。

ふむふむ…と久々のお勉強モードになりつつ歩を進め階段を降りると、いよいよフェルメールルームへの通路が出てきます。

今回の展覧会では、全世界合わせても35点というフェルメール作品のうち、9点(会期/場所により変動あり)を一部屋に集めるという、大胆な試みを実施。

白い壁と天井に囲まれた印象的な通路を進むと…日常的には使わない「キター!」という言葉を心の中で叫んでしまうような、視野に入る絵画が全てフェルメール作品という贅沢な空間!

フェルメール作品は小さいものが多く、どうしても人だかりができてしまうようですが、少し待てば徐々に人は動きますし、遠くから、そして近づいて、と、じっくり見ることができるのはまさに至福の時間。

一つの壁に並ぶ絵を見比べると、色々な気づきもあります。光の魔術師と言われるフェルメールの光の使い方はやはり圧巻ですし、表情や背景、小道具から読み取れるものの多さは小冊子の解説やイヤホンガイドで堪能できる。

一度見終わった後にもう一回、1枚目の絵に戻っておさらいしました。1回目はなんというか息を詰めて見つめてしまったけれど、2回目はちょっと余裕を持って向き合えたりして。滞在時間の制限を設けていないことのありがたみを感じます。絵を見る時間は人それぞれなので、時計を気にしなくていいのは本当に嬉しい配慮。

特集の取材で、美術館に足を運んで自分の目で絵画を見ることの大切さを何人もの方から聞きました。そしてフェルメール展に行って改めて、それを実感。

最近ではパソコンに絵画の名前を入力したらいくらでも画像が出てきます。でもそれを見て、本物を見た気にはなってはいけないのですよね。

絵の具の乗り具合、額装された絵の大きさとそこに込められた魂のようなもの、は実物を見ないとやっぱりわからない。

きっとあなたも思うはず。美術館から出たその瞬間や、少し経って振り返った時に、「時間を作って、行ってよかった」と。(クロワッサン編集長 グンジ)

特別付録 フェルメール作品9柄の付せんもお楽しみに。「知れば知るほど、名画は楽しい。」特集号。

croissant No. 983 『クロワッサン』 10月25日号(10月10日発売)

グンジ  
『クロワッサン』編集長。夏も冬も、麺が好き。そして季節を問わず、ビールとレモンサワーを愛する日々を送る。スニーカーやリュックといったスポーティなアイテムをおしゃれに活用するのが目下のテーマ。小学生双子の母でもある。
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