【会見動画付き】藤田俊太郎が演出、日英共同プロジェクト『VIOLET』が始動。 | アートとカルチャー | クロワッサン オンライン
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【会見動画付き】藤田俊太郎が演出、日英共同プロジェクト『VIOLET』が始動。

演出助手として多くの蜷川幸雄作品に関わり、2017年には『ジャージー・ボーイズ』で第24回読売演劇大賞優秀演出家賞を受賞するなど、いま注目を集める若手演出家、藤田俊太郎さんがイギリスに進出。ウエストエンドで150年以上の歴史を持つチャリングクロス劇場で約3ヶ月の公演に挑みます。
  • 取材・文: クロワッサン オンライン

梅田芸術劇場とロンドンのチャリングクロス劇場が日英共同プロジェクトを始動。演出家と演出プランをそのままに「英国キャスト版」と「日本キャスト版」を両国で上演する日本演劇史上稀有な試みに、藤田俊太郎さんが挑戦します。

作品選定にあたっては、チャリングクロス劇場芸術監督で演出家のトム・サザーランドさんと藤田さんが協議を重ね、1997年にオフ・ブロードウェイで上演され話題となったミュージカル『VIOLET』に決定。

写真左:トム・サザーランドさん 右:藤田俊太郎さん

9月中旬に行われた本プロジェクトに関する記者会見で、藤田さんは、「アメリカの政権が、60年代の戦いをないがしろにしたり、なきもののように扱っている今、この作品に新たな価値が生まれている」とし、「ロンドンでは劇場そのものをヴァイオレットが乗ったバスに仕立て、観客とともに旅をするような演出を考えている」と意気込みを語りました。トム・サザーランドさんは「アメリカのミュージカルを日本人が演出し、ロンドンで上演するからこそ良さが生まれると思っている。どんな文化も超越できると証明する作品だ」とコメント。「オフ・ブロードウェイにあるチャリングクロス劇場の”親密な空間”では、観客が作品の一部のように感じる作品を求めており、『VIOLET』はまさにぴったり」と作品へ期待を寄せた。

ミュージカル『VIOLET』記者会見:藤田俊太郎さんのコメント映像(約8分)

梅田芸術劇場×チャリングクロス劇場 日英共同プロジェクト ミュージカル『VIOLET』概要

【ストーリー】
アメリカの公民権運動の発端の一つとなったモンゴメリー・バス・ボイコット事件を背景にした作品。
舞台はアメリカ南部の片田舎。幼い頃に顔に大きな傷を追った25歳のヴァイオレットはあらゆる傷を治す奇跡の宣教師に会うために長距離バスの旅に出る。様々な人種、価値観と出会い、次第に彼女の心が変化していき……。

【ロンドン公演概要】
2019年1月21日(月)~4月6日(土)(プレビュー公演 1月14日(月)~1月20日(日)
演出: 藤田俊太郎
音楽: ジニーン・テソーリ
脚本・歌詞: ブライアン・クロウリー
原作:ドリス・ベッツ『The Ugliest Pilgrim』
会場:チャリングクロス劇場

※日本公演は2019年以降、詳細未定

なお、10月10日発売の雑誌『クロワッサン』の特集、「知れば知るほど、名画は楽しい。」でも、アート好きの藤田さんにおすすめの美術館などについて話を聞いています。こちらもぜひご一読を!

藤田俊太郎◎ふじた しゅんたろう。1980年生まれ、秋田県出身。東京藝術大学美術学部先端芸術表現科卒業。2005年〜2016年まで蜷川幸雄作品に演出助手として関わる。2018年11月14日 (水) ~2018年11月18日 (日) までサンシャイン劇場にて演出作『ラヴ・レターズ』が公演予定。
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