【夏野菜いっぱいのピリ辛スープ】料理研究家・本田明子さんの、「酸っぱい」が苦手な家族の箸が進むレシピ。
酢の物やラぺなど“私”が好きな酸っぱい料理を、家族が食べてくれない……。そんな家族全員が満足する方法を探ります。
撮影・岡本 潔
夏野菜いっぱいのピリ辛スープ
トムヤムクンを日本風にアレンジ。サラダの延長で、野菜をたっぷり食べられます。
【材料(2人分)】
紫玉葱小1/4個(30g)、トマト1個(150g)、レタス2枚(50g)、むきエビ150g、エリンギ1パック、春雨30g、A[水3・1/2カップ、赤唐辛子2本、生姜薄切り4枚、にんにく1/2かけ、固形スープの素1個、塩小さじ1/2、胡椒少々]、レモン汁1/2〜1個分
【作り方】
1. 紫玉葱は繊維に沿って薄切りにする。トマトは1cm角に切る。レタスは大きめの一口大にちぎる。
2. 春雨は袋の表示に従って戻し、食べやすい長さに切る。にんにくは2つに切ってつぶす。赤唐辛子は種を取り除く。エリンギは石突きを切り落とし、食べやすい大きさに切る。むきエビは背わたを取り除く。
3. 鍋にAを入れて中火にかけ、フツフツしてきたらエビとエリンギを入れる。
4. エビに火が通ったら春雨を入れ、ひと煮立ちしたら塩(分量外)で調える。レモン汁を加えて火を止める。
5. 器に入れ、1の生野菜も入れて熱いうちに食べる。さらにレモン(分量外)を搾って食べてもおいしい。
本田明子(ほんだ・あきこ)●家庭料理研究家。「本田明子キッチン・オフィス」主宰。作りやすさとおいしさを両立した家庭料理が支持を得る。著書に『野菜おかずの作りおき』(学研)など。
『クロワッサン』976号より