お花写真家に教わる、イメージ通りに花をいけるための3つの基本。
部屋に花があるだけで、なぜか心は安らぎ、余裕が生まれる。センス良く生けるための器使いと基本のルールを教わった。
撮影・三東サイ 器・安部太一
[色合わせ]初心者なら、花は単色かグラデーションから挑戦。
初心者にも挑戦しやすい、花本来の色や、葉ものの緑を生かした、シンプルなアレンジ3種類。まず、花は白1色に3種のハーブの緑を合わせる。大きな皿全体に花と緑を生けるより、グラスに小分けにすれば簡単。
「ポイントは白っぽい産毛があるラムズイヤー。この白みがかった緑で、花とハーブに一体感が生まれます」
アジサイを皿に盛る案はさらにシンプル。葉を使わないという発想の転換で、どんな花でも本来の色と形が強調され、意外な魅力が引き出される。ドクダミの花だけを盛るのもきれい。皿にリース状に草花を並べるアレンジは、花を同系色に絞れば多種類を使ってもすっきりと収まる。もちろん少ない花材でも可能。今回ベースに使ったスズメノエンドウのような野草でも、可憐に仕上がる。
「花を1カ所にまとめたりランダムに散らしたり。自然の植生をお手本に。中央にキャンドルを置いても」
おしゃれにまとまりやすい。ハーブと 単色の花で、緑×白アレンジ。
花本来の色やグラデーションを生かし、皿に盛って楽しむ。
多種類でも花の色を青系の濃淡に絞って、リースのように飾る。
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