くらし

【動画付き】「ビジンサマレシピ」で作る、甘酒まんじゅう

信州と甲州にまたがる八ヶ岳連峰の一つ蓼科山に住んでいると伝えられているビジンサマという神様。そのお膝元である信州から、体に優しい食材を使い、卵や乳製品などの動物性食材を使用せず昔ながらの伝統的な調味料で作る「ビジンサマレシピ」を、地産地消料理研究家の中村恭子さんに紹介してもらいます。
  • レシピ提供:中村恭子 撮影・津山寿文(株式会社ヒトヒトプロモーション)
中華まんじゅうの生地を甘酒を加えて作りしっとりとやわらかく仕上げます。こねてから蒸しあがりまで40分もあれば作ることが出来る発酵なしのお手軽レシピです。
今回はご飯にあうお好みのおかずを包み、おやきのようなおまんじゅうにしましたが、もちろん定番の小倉餡であんまんにしたり、ひき肉の餡をつめて肉まんにしても美味しいです。

甘酒まんじゅう

【材料】まんじゅう生地 4個分

地粉(国産小麦粉) 75g
甘酒(ペースト状のもの、粒タイプのものはミルミキサーにかけてペースト状にする) 60g
ベーキングパウダー(アルミニウムフリー) 小さじ1/2
太白ごま油 大さじ½

お好みの惣菜 適量
※動画では切干大根の煮物、ナスの味噌炒めを使用。

【作り方】

1. 地粉とベーキングパウダーを合わせてホイッパーでよく混ぜる。
2. 粉類に甘酒を加えてゴムベラで馴染ませる。続いて太白ごま油を加えて馴染ませる。
3. 生地をボウルから出して3分程度こねる。
4. 生地を丸めてボウルを逆さにしてかぶせ(乾燥防止)15分ほど休ませる。
5. 休ませた生地をスケッパー(または包丁などで)4分割して丸めたら麺棒で直径10cm程度に伸ばして惣菜を包む。
6. 蒸気の上がった蒸し器にクッキングシートを敷いたまんじゅうを入れ強めの火で10分蒸す。
※綴じ目を上にすると表面にヒダが出る仕上がりに、下にすると丸いお饅頭に仕上がる。

甘酒まんじゅうのレシピ動画
中村恭子●一般社団法人蓼科塾代表/地産地消料理研究家/健康管理士。
2011年東京都より長野県茅野市に移住し信州の地産地消に根ざした「ビジンサマレシピ」の開発を手がけている。
●「ビジンサマレシピ」について
信州と甲州にまたがる八ヶ岳連峰の一つ蓼科山にはビジンサマという神様が住んでいて「ビジンサマが山を通る日、人は山仕事を休む」という言い伝えが残されています。「休む」ことは、美しく健やかな体づくりに必要なこと。ビジンサマの語源はもしかしたら「美人様」なのかもしれません。

蓼科塾では「休む」神様ビジンサマにちなみ、ビジンサマのお膝元である信州から「休む」ためにふさわしい体に優しい食材を使い卵や乳製品などの動物性食材を使用せず昔ながらの伝統的な調味料で作る「ビジンサマレシピ」を提案しています。

信州といえば、麹を使った味噌や甘酒などの発酵食品や、蕎麦、キビ、アワなどの雑穀、山野草にきのこ、リンゴや杏、ぶどうなどのフルーツ、寒天や高野豆腐などの乾物類などなど、美味しくて体に良い食材の宝庫。中には美容・健康効果の高い食用ほおずきといった、あまり流通していない食材もあり、入手方法から調理方法までお伝えしていきます。
「ビジンサマレシピ」で美しく健やかな体づくり、してみませんか?

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※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。

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