くらし

夫との性生活が苦痛でたまりません。【専門家がアドバイスする夫婦の悩み相談】

「離婚したい」「自立して卒婚」「夫のこんなところが嫌」……。読者の悩みに医師の石蔵文信さんと臨床心理士さんの信田さよ子が答えます。
  • 撮影・森山祐子(信田さん) 文・後藤真子

夫との性生活が苦痛でたまりません。(56歳)

とにかく苦痛なのが3日に一度の頻度で求められること。仕事のストレスをセックスで解消しているように感じてしまいます。イビキがひどいのも嫌だし、食生活のサポートをするのもうんざりです。卒婚したいけれど、夫は妻である私に依存している傾向があるので、もめそうです。お互い将来は年金もあるので、それぞれが好きな生活を楽しむのもいいと思います。

石蔵さんのアドバイス

きちんと話をしたほうがいいですね。男性の常識は「セックスができるのがいいこと」であり、それがアイデンティティーなんです。でもそれは男の考えるセックスであって、女性は違うんだと。切り出すのは勇気がいると思いますが、重要なのは「私にとって今後の人生に、あなたが必要である」とまず伝えること。それを言った上で、セックスのことを話してみる。夜はだめです、できれば昼間に太陽の下で話してみてください。

信田さんのアドバイス

なるべく同じ空間にいないようにして、自由な時間を楽しめるようにしましょう。同時に、妻に依存している夫が生活自立できるよう、教育してください。特に、料理をやらせるのがおすすめです。ひとりで食事ができるようになるとそれをきっかけに夫も変わり、相談者のストレスも減るのではないでしょうか。

石蔵文信(いしくら・ふみのぶ)● 大阪大学人間科学研究科 未来共創センター 招へい教授。循環器専門医。心療内科医。定年後男性の生活自立を目的とした料理教室を開催。著書に『なぜ妻は、夫のやることなすこと気に食わないのか』(幻冬舎新書)ほか。
信田さよ子(のぶた・さよこ)● 臨床心理士。’95年、原宿カウンセリングセンターを設立。依存症、DV、アダルトチルドレンなどの問題に取り組んでいる。著書に『家族収容所―愛がなくても妻を続けるために』(河出書房新社)ほか。

『クロワッサン』964号より

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