くらし

【離婚編】離婚・ 男女トラブルの解決策は千差万別だ。

いつの時代も変わらず多いトラブルが離婚をはじめとする男女関係にまつわるもの。法テラスのコールセンターへの問い合わせも40~60代の女性の場合、いずれの世代でも上位にランキングされる。身近なトラブルだが、解決策は千差万別だ。
  • 撮影・西邑泰和、松本幸子 イラストレーション・内田尚子 執筆 回遊舎・(酒井富士子・番場由紀江・尾崎寿子)、 鈴木弥生

離婚する夫婦の87%以上が「協議=話し合い」で結着しています。

結婚をするよりも、はるかに大変で大きなパワーが必要だといわれる離婚。双方が合意しなければできないのはどちらも同じだが、未成年の子どもがいる場合はどちらが親権者となるのか、婚姻期間中に築いた財産はどう分割するのかなど、少し考えただけでも解決しなくてはいけないことが山積みだ。  離婚したいと思い始めたら、多くの場合は顔を見るのも、話をするのもイヤ! とにかく早く結着させたいと思いがち。しかし、これからのことを考えたら、少しでも有利な条件で離婚するのが賢い解決策だ。離婚を考えるのなら、まずは離婚を成立させるまでの手続き、離婚時に話し合うべきお金についてはきちんと理解しておきたい。

離婚手続きの流れ

離婚が成立するまでの手続きには、下図のような流れがある。いくらもめているからといっても、最初から裁判を起こすことはできない。

クロワッサン特別編集 身内がトラブルに遭ったときの手続き』
— マガジンハウス 編
定価:880円 (税込)

本書では法テラスのデータを元に、特に40代?60代の女性の相談が多かったにトラブル実例を紹介。
それをケーススタディとして、法律的に適切な対処法をレクチャーしていきます。
まさに「困ったときの法頼み」。一家に一冊必携です。

監修:
田中晴雄(たなか はるお)さん/弁護士
早稲田大学法学部卒。昭和62年に弁護士登録。平成10年に田中晴雄法律事務所を開設し、代表を務める。平成16年日本弁護士連合会事務次長に就任。平成25年~29年9月まで日本司法支援センター常務理事。相続、交通事故、離婚、債務整理、不動産トラブル、企業法務などの案件に取り組んでいる。

太田晃弘(おおた あきひろ)さん/弁護士
平成16年に弁護士登録。平成18年に法テラスのスタッフ弁護士となり、岐阜県へ赴任。司法過疎地での弁護士業務に取り組む。平成22年から東京パブリック法律事務所で司法アクセスが困難な高齢者・障がい者の案件に取り組む。平成24年に法テラス東京法律事務所に所属。社会福祉士・精神保健福祉士。

編集協力:日本司法支援センター(法テラス)、独立行政法人国民生活センター、 新宿区福祉部高齢者支援課(新宿区役所高齢者総合相談センター)、 悪質商法評論家 多田文明、武蔵野大学教授 佐藤佳弘

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