心地よい空間づくりがうまい人は見せ方上手。【料理家、カフェ店主 大川雅子さんの場合】
よく使うものは使う場所のそばに出しておく。当たり前のようでも、その見せ方にセンスが! 都会の暮らしを参考にしよう。
撮影・三東サイ 文・後藤真子
リビングには客用食器をディスプレイ。シェルフを背中合わせに置いて、間仕切りに。
リビングでは、背中合わせに置かれたアイアン製の美しいシェルフがまず目に入る。海外で2つ同時に購入し、当初は壁際に並べていたが、あるとき背中合わせにしてみたら、意外としっくり。空間をゆるやかに仕切り、キッチンの出入口の目隠しにもなっている。棚板にはグラス類や、フランスの業務用ラインとして定評のあるアピルコの食器たち。いずれも来客用だ。
「キッチンがオープンではないため、お客様から見えるところである程度、もてなしの支度ができるよう、あらかじめリビングに出してあるんです。私がせわしなくキッチンに出入りしていたら、お客様が落ち着かないと思って。ちょっとしたお菓子類なども、いつも食卓の一角に置いています」
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