くらし

【買ってよかったもの】北欧の幼稚園で使われていた子ども用ロッカー

クロワッサンオンラインのメンバーによる「買ってよかったもの」シリーズ。今回は、大人も大満足の子供向けの家具をご紹介します。

3年前の引っ越しの際、とつぜん断捨離欲が爆発し、「捨ててやる! これもあれも、みーんな捨ててやる!」とばかりに、ソファやシェルフなどの大きめの家具を処分した私。
必要最低限のものだけがあるがらんとした部屋で、憧れの「持たない暮らし」をスタートさせたのです、が……。あにはからんや、家具があまりにも少ないとかえって部屋が片付かない、と気づいたのでありました。

さすがに小さなシェルフくらいは買おうと家具店をまわり始めたのですが、奥行きが深すぎて狭い部屋を圧迫しそうだったり、背が高すぎたり低すぎたり。意外と気にいったものが見つかりません。

そんなとき、とある北欧家具のヴィンテージショップで見つけたのが、かつてフィンランドの幼稚園で使われていたという子ども用のロッカー。

約50年くらい前のものだそうで、子どもたちに揉まれて傷だらけなのもなんだかかわいい。

下段には靴を、上段にはランチボックスを仕舞えるようになっていて、コートとバックパックを入れるための中段だけが細長く作られているデザインも個性的。奥行きもわずか30cmで、壁にぴったりと寄せれば部屋を圧迫しません。

調べてみると、このロッカーは北欧製ではなく、1904年にアメリカで創業したホイットニー・ブラザーズという、主に学校や教育機関向けの幼児、子供向け家具を製造しているメーカーのもの(同じロッカーがまだ現役で販売中なのも発見!)。エッジやコーナーはすべて丸く削られており、米国環境基準である「グリーンガード」認定の安心感も自慢のブランド。適度な重さがあるので薄くても倒れにくいのも気に入って、約7万円ほどでしたが即決しました。

棚の上が傷だらけなのも味わい深くて嫌いじゃない。
気になるなら、お気に入りの布で覆ってしまえば無問題です。

意外と便利なのが中段の細長い棚。ここ、散らかりがちなバッグやリュックの収納にぴったりなんです。

一列に2つフックがあるので最大10個くらいのは収納OK。
クローゼットの底に重なり合っていた哀れなバッグ類も背筋のびのび。

一番下の段は、雑誌の収納場所にうってつけ。重しにもなるので、元から安定感のあるシェルフがさらにどっしり落ち着きました。

写真集や雑誌をしまうのにぴったり。
高いところから落としたら泣く系のガジェット類の格納庫にも。

手の届きやすい位置にある上段にはよく使うものやアクセサリー、文房具などを仕舞うと便利。
ちなみにヴィンテージショップの店員さんはCDの収納をおすすめしてました。

出来上がってまいりました。
背の高い人ならスタンディングデスクにもなる棚の上。アロマデュフューザーやスピーカー置き場にもぴったり。
お気に入りのお皿や観葉植物などを並べていい気分。

床の上に積み重ねて邪魔だった雑誌や、クローゼットの底でぎゅうぎゅうになっていたバッグ類も片付いてすっきり。これからが本当のシンプルライフの始まりだぁ……! と思っていたのに、入れるところがあると何かを買いたくなるのが人間のサガのようで、次は棚の上に飾る小さな絵がほしいなぁ、と思う今日このごろです。(クロワッサンオンライン編集部 のぐぽん)

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※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。

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