どうやっても片づかない、収納困難アイテムの整理術。
撮影・千葉 諭
かさばったり行方不明になりやすいアイテムのオダギリ流・整理術とは?
レシート・領収証
外出先でもらったレシートや領収証は、手帳の角に紙製クリップで留めておく。
金属製やプラスチック製のクリップより凸凹しなくて落ちにくい紙製クリップを使って、外出時に受け取ったレシートや領収証を手帳の角に一時保管。
「オフィスの事務効率化が専門なのでクリップはいろいろ試したのですが、小さい紙片の一時保管にはマックス社の『デルプ』が便利です」(オダギリさん)
帰宅したら手帳から外して、月別にファイル。
領収証・医療費
領収証は月別のファイルにまとめておき、医療費は1年分を最後のページに保管。
「ポケットが13あるファイルを用意し、1月から12月まで月別にインデックスをつけます。受け取った領収証やレシートは帰宅後忘れずに該当月のポケットに入れ、13番目には、医療費関連のレシートや書類を1年分まとめてファイルしておきます」
帰宅して手帳を開いたときに自宅のファイルに移すのを習慣化してしまうと、いざというときの作業が楽になる。
新聞・雑誌の記事
切り抜くと散らかり、かさばるので、A3サイズにコピーしてファイル。
新聞・雑誌の記事は切り抜かないで、コンビニエンスストアでコピーを取る。その際、A3にサイズを統一し、A3ファイルに保存。コピーを取って原本を破棄することで省スペースになる。
「新聞は日付と紙名が入るようにコピーするとメモする手間が省けます。下のほうの掲載記事なら上のほうを折ってしまって、A3に収めます。切り抜くより見やすいし薄く収まります」
名刺
仕事をしていると増え続ける名刺は小分けにして箱にしまうのがベスト。
「例えば取材でクロワッサン編集部の方6名と名刺交換したら、6枚の名刺は、百円ショップにある透明なトレーディングカード入れにまとめて収納します」
その袋ごと、名刺ボックスの「取材」のところに入れておく(オダギリさんは名刺ボックスも洋菓子の箱を利用)。
「ファイルより出し入れが簡単ですし、人のつながりで透明袋をまとめることもできます」
取扱説明書
ファイルしないと行方不明になりやすく、ファイルすると見づらくなる問題を解決!
上開きのファイルに取扱説明書を入れると、そのままでは中身を読むことができない。
「開いたページをワイヤーで留めるライオン事務器の『マガジンファイル』は、綴じた状態で閲覧することができて便利です」
保証書もまとめたい場合は?
「横開きのファイルを使って、表紙か裏表紙をファイルに差し込めば開いて読めますし、保証書も一緒に入れておけます」
クリップ
クラフト用のビーズケースを活用する。よく使うクリップは磁石付きのケースに。
事務効率化コンサルタントとして、オダギリさんはいろいろなクリップを使い分ける。
「クリップは、ごちゃごちゃにならないように手芸店で買ったビーズケースで整理しています。レバーが横に倒れるサンケーキコム社の『サイドレバークリップ』は便利でよく使うので、マグネット付きの百円ショップのケースに入れて取りやすい場所にセットします」
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