一見キレイなのに使いにくい家は、生活動線を整理してみよう。
散らかってはいないのに、一つの行動のために部屋の中を行ったり来たり、ムダが多い。そんな家は部屋全体を俯瞰し、家具や収納の配置を見直して。
撮影・関口史彦 文・一澤ひらり
ドアを開放し、衣類や子ども用品を洋室にまとめることで、動線がすっきり。
「テレビをダイニングのあった場所に移動し、ドアを塞いでいたソファをテレビの正面に。ドアが開放され、間取りに則した生活動線が蘇りました」と宇高さん。ソファ前にはダイニングテーブルを置き、ダイニングソファの形に。ローテーブルは階下へ移動。これまではローテーブルで食事することも多かったが、キッチンからダイニングテーブルへの移動がスムーズになったことで食事の場を1カ所に集約できた。
【リビング】ドアが復活! ラクに出入りできるように。
【ダイニング】家具や家電には、最適な収まり場所が必ずある。
帰宅後の動線が改善、ムダな動きが解消された。
また、いままで真優香ちゃんのものがリビングと洋室に分散収納されていたため、母娘のムダな動きが多かったが、洋室にまとめたことで、動線の乱れを整理することができた。
「娘さんの服を取りにあっちこっちする必要がなくなりましたね。自分だけでなく家族もモノの位置を把握しやすく、片づけやすくなったと思います」
【収納】子どものものは洋室に集約。まとめれば片づけも簡単に。
【キッチン】使用頻度の高いものは、取り出しやすい位置に。
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