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【後編】阿部絢子さんおすすめ「小分け」テクニックで夏を大掃除の季節にする。

大掃除は冬場にするよりも、高温多湿の気候を利用すれば手軽に経済的に家はきれいになる、と生活研究家の阿部絢子さん。換気扇の油汚れや水回りなど小分け掃除のコツを教えてもらいました。

撮影・岩本慶三 文・一澤ひらり

【シンク下・冷蔵庫】衛生面が不安な場所は消毒用エタノールで拭く。

湿気がこもってカビやゴキブリの温床になりやすいのがシンク下。「普段から開け放して風通しをよくすることが大事ですね。マイクロファイバークロスで水拭きしてから、古布に消毒用エタノールを含ませて仕上げます」冷蔵庫も食品の安全を保つためには消毒を心がけたいポイント。「1段ごとに水拭きをしてから、古布に消毒用エタノールを含ませて拭き上げます。一度にまとめてやろうと思わず、これこそ小分け掃除の本領。少しずつコツコツと」

シンク下は風通しをよくしておく。

1.まな板やザル、洗い桶、洗剤などを保管。掃除は1年間使わなかったものを捨てる好機。
1.まな板やザル、洗い桶、洗剤などを保管。掃除は1年間使わなかったものを捨てる好機。
2.まず床面に置いてあるものを全部出す(小分け)。ふだんから詰め込み過ぎに注意。
2.まず床面に置いてあるものを全部出す(小分け)。ふだんから詰め込み過ぎに注意。
3.水で濡らしたマイクロファイバークロスで汚れを落としながら、丁寧に拭いていく。
3.水で濡らしたマイクロファイバークロスで汚れを落としながら、丁寧に拭いていく。
4.消毒用エタノールを古布に吹きつける。殺菌消毒だけでなく、カビ予防の作用もある。
4.消毒用エタノールを古布に吹きつける。殺菌消毒だけでなく、カビ予防の作用もある。
5.消毒用エタノールを含ませた古布で拭き上げていく。しばらくは扉を開け放しておく。
5.消毒用エタノールを含ませた古布で拭き上げていく。しばらくは扉を開け放しておく。

『クロワッサン』953号より

●阿部絢子さん 生活研究家/家事をはじめとする生活研究の第一人者として幅広く活躍。近刊に『住まいの老い支度』(講談社)。

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