暑い時季こそ見直したい、賢い冷蔵庫の食材管理術。
誰もが憧れる、整理整頓されて、どこに何があるのかがひと目でわかる冷蔵庫。節約にも時短にも役立つ冷蔵庫管理術を島本美由紀さんに教わりました。
撮影・森山祐子 文・斎藤理子
硬さに合わせた収納で使いやすく、”見える”を意識して無駄を省く。
冷蔵庫の中で一番大きな冷蔵室は、収納力があると同時に死角ができやすく、奥に入れてしまったものを忘れがちになる危険も。「一番上の段は手が届きにくく、見渡すのも難しいですよね。なので、ここには大きなペットボトルのドリンクや缶ビールなど、ひと目でわかって保存期間が長いものを入れましょう。取っ手付きのケースなどにまとめて取り出しやすくする工夫をするといいですね」2段目、3段目は、目につきやすく取り出しやすいので、すぐに消費したいものや常備菜を。ここで意識したいのが〝7割収納〞と〝見える〞化。「ホウロウ容器は素敵ですが、横から見る冷蔵室では中身が見えないのが難点。透明な容器なら蓋を取らずに一目瞭然で、食べ忘れ防止に。私は、保存容器の数と指定席を決めて、空になったら洗った容器をそこに戻すようにしています。そのスペースが他のもので埋め尽くされることもありません」
1.1缶取ったら次がスライド。奥まで手を入れずに済む工夫。
「缶ビールはケースにまとめ一番上の棚を定位置に。ケースの底に傾斜をつければ、自動的に缶が送り出されて便利です」
2.同じタイミングで使うものをトレイにまとめ一気に動かす。
「朝食やお弁当に必要な食材は、トレイの上にひとまとめにしておけば、出し入れする時間が短縮されて節電にも」
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